【日記】私vsインフルエンザ(A型/2023年度)、の話。(前編)
いやはや、ここ最近ずっとインフルエンザの呟きばかり投稿してすみませんでした。皆様にご心配頂いて申し訳なかったですが、コメントめちゃめちゃ温かかったです!
お陰様で今日は久々にスッキリ起きられまして、ようやく頭が回るようになったかなという感じで、でもまだややこしいことは考え付かないので、今回のインフルエンザとの戦いの模様をご報告しようと思います。
◇前哨戦:息子のインフルエンザ発症
そう、全てはこの先週火曜、息子の発熱から始まりました。
病院に行ったらインフルエンザA型と診断されて、5日間の出席停止が言い渡された訳なんですが、この時点で私自身は無症状だったものの、「これは来るぞ!!来るに違いない!!」とビビりまくり。
そもそも私は「息子が引いた風邪がうつる確率」が家族の中で一番高く、息子の幼稚園時代までは百発百中、しかも私の方が息子より重症化しやすいという、免疫が仕事サボってんじゃね?と疑いたくなる状況でした。コロナ禍によりマスク装備がスタンダードな社会になってからは、息子が風邪をひく頻度自体が下がり、連動する形で私も風邪を引かなくなっていたのですが、まぁまぁ世の中が通常モードに戻っていけば、息子の風邪頻度も私の風邪頻度も元に戻っていくよね、という話で……。
しかもインフルエンザのような大物となれば、私ごときがかからずに済むわけがない。
ならば事前に備えることこそ肝要だ!という訳で、私はゼリーやらレトルトのおかゆやらスポーツドリンクやらを雑に買い込み、来たる戦いに覚悟を固めていたわけです。
……が。来ない。
息子のインフルエンザが順調に進行し、回復の兆しまで見せる中で、不気味に沈黙を続けるインフルエンザウイルスが、逆に怖い。
「ちょっと頭が痛いなぁ」とか「うーん、いつもより眠いな」ぐらいの感覚は毎日じわじわとあって、「やはり来たか…!!」と普段より早めに寝るなど、いくらかギアを落とした生活をしてはいたのですが、でも熱は出ない。
と思っていたら木曜夜に母が発症したとの話。え、そっち!?いや、勿論私以外の家族が発症するパターンだってあるのは分かってたけどさ!何で私より先に母が来た!?と地味に動揺。
(※息子の風邪を貰う率の高さは、長年【私>>>|越えられない壁|>母>>夫】だったので)
◇息子のタミフル飲めない問題
ここで時系列はちょっと遡るのですが、実は今回、息子にタミフルを2回分しか飲ませられていませんでした。
この小児用タミフルってのは粉薬で、薬局でも説明を受けたんですが、めちゃくちゃ苦いらしいんですね。ヨーグルトとかアイスとかで誤魔化して食べさせろ、でもバニラアイスだと却って苦味が出るからチョコアイスにしろとか、そんな細かく指定されたリーフレットまで配られてる有様で。こんなことをわざわざ言われるって、つまりは全国の親御さんたち、皆飲ませるのに苦労してるんだなぁ…と遠い目になってしまう感じです。
で、うちの息子はそもそもからして、薬全般をめちゃくちゃ嫌がる子でして。幼児期は「薬飲んだらアメ舐めて良いから!」とご褒美で釣ったり、近年は錠剤を飲めるようにもなって一安心だったのですが……このタミフル……難敵だろうな……。
と思っていたら案の定。
初回はチョコアイスに混ぜて(本人の苦情は出つつも)上手く行き、2回目はヨーグルトで(本人の苦情は出つつも)何とかなった、のでこのまま行けるかと思いきや。
3回目をチョコアイス戦法でいこうとしたら、二口飲み込んだところで、三口目は受け付けられずにリバース。
参ったな、薬を一回分無駄にしちゃった……と内心焦りつつ、しばらく時間をおいて、今度はヨーグルトで再挑戦したものの、これまた三口目でリバース。
正直、頭を抱えました。
本人も(嫌がりながらでも)協力する気はあって、我慢して飲み込んで、その後水でも流し込んで、胃まで一度到達できたものを吐いてしまうというのは……これはもう、息子自身の好き嫌いとかのレベルを超えて、体が受け付けないという状態……のようにしか思えない。
薬は飲ませたい。が、そもそも発熱していて食欲もない息子に、これ以上挑戦させてその度に吐かせ続けるのも、さらにその結果として薬が体内に残りもしないというのも、あまりにも不毛すぎるし、見るからに拷問すぎるし……。
ひとまずその場は諦めて、翌日にでも服薬ゼリーか何かを探しに行こう。と思っていたのですが、実際に翌朝になったら息子の熱が37℃台まで下がっていたので、まぁ良いか無理にタミフル飲ませなくても、と結局そういう結論にしてしまいました。
私が子供だった頃はタミフルなんて処方されなかったけど何とかなってたんだし、タミフルについてググると結局「症状の出る期間を1~2日短くする効果」という話になるみたいだし、息子の出席停止5日間は、土日や「県民の日」「持久走大会の振り替え休日」に接続したお陰で実質8日間ある状態だし、そこまでにはきっと治るだろう…!!
と、自分に都合のいい理屈を並べていたんですが、今にして思うとこの時の私は「ダメ元で服薬ゼリーとかオブラートとかを調達しに行く」をやりたくなかっただけのような気がします。そう、既にこの木曜朝の時点で多分、私にも倦怠感がかなり出ていた。
息子の盛大なリバースが衝撃だったとか気の毒すぎたとか、後片付けが大変だったとか、そういう要素は勿論あるんですが、何より、何に付けてもやる気が行方不明になりつつありました。まぁ次にタミフル飲ませるときは、オブラートとかそっち系を試そう……みたいな感じで。
◇タミフルの意外な再就職先
そんなわけで、息子と「じゃあもうお薬は飲まなくていいから、昔のやり方で治すよ。とにかく野菜とか食べられるものを頑張って食べて寝る!分かった!?」「わーい!」などというやり取りをしたのが木曜朝のこと。
翌日の金曜、母が発熱したと聞いて「病院行きなよ」と言いつつ、次は私だと戦慄していたのですが、午後になってから母が突然言う事には。
「ねぇ、(息子)が飲まないんだったらそのタミフル貰って良い?」
……え。飲むの?体重25kgの子供向けに処方されたタミフルを?
いや、まぁ害はないだろうというか、大人用よりも効き目が弱いぐらいだろうし、体重38kgかそこらの母なら、25kgの子供向けのタミフルでもまぁそれなりに効くかもしれないけども……ってか、自分では病院行かないつもりなのか??まぁ息子が飲めないなら捨てるしかないんだし、別に良いっちゃ良いけども……。
「まぁまぁ、効くかもしれないし。じゃあありがとう、貰うね~」
と熱でフラフラしつつも問題のタミフルを持って行った母からは、後ほど「フルーティーな味でお菓子みたいで全然苦くなくて美味しかった」とコメントがありました。
息子にとっての「吐くほどの苦さ」は、敏感な子供にしか認識できない種類の苦さであるらしいことも同時に分かり、更に言うとこの小児用タミフルだけで母も翌日には熱も下がって、見事に回復したのですが……まぁ何と言うかちょっとポカーン。
下剋上してから気付いたけど、母は意外とがめついというか、ちゃっかりしている人なのかもしれない。あと、案外面倒臭がりなのかも。別に良いけども。捨てられなくて良かったねタミフル、SDGs的な意味で。
と、ここまで約3000字書いて、まだ私の発熱まで辿り着いていないという恐ろしい事実に気付いたのですが、一旦ここまでで。
しょーもない日記が、まさか前後編になるとは思わなかった……次こそは私が発症した話になります。
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