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聖書とタロットと

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#毎日note

タロットとユダヤ:ヘブライ文字(13)

タロットとユダヤ:ヘブライ文字(13)

13番目の文字はメム(Mem)です。mの音を表します。

こんな感じ→מ

ちなみに、語末に来ると形が変わったりしますけれど、このことに関しては、ここでは触れないでおこうと思います。

「水」を書いた文字に由来するようです。מと水といえば、ヘブライ語で「水」は、「マイム」と言います。マイムといえば、フォークダンスの「マイムマイム」。実はこれ(旧約)聖書の「イザヤ書」の第12章第3節から採られていま

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タロットとユダヤ:ヘブライ文字(12)

タロットとユダヤ:ヘブライ文字(12)

こんばんは、ワタライマサトです。

折り返しです。

12番目の文字は「ラメッド」Lamedと言います。Lの音を表します。

文字そのものは、こんな感じ→ל

上に突き出すイメージです。牛を追う際の棒から取られたということもあるようです。

対応する大アルカナは「正義」。

直接的な関連性を見つけるのはむずかしいですけれど、参考までに。何かにインスピレーションのために。

タロットとユダヤ:ヘブライ文字(11)

タロットとユダヤ:ヘブライ文字(11)

これで半分まで来ました。

11番目の文字は、こちら「カフ」kafです。

このように書きます。כ

カタカナの「コ」に似ていますし、音もkの音がありますけれど、これらは全くの偶然です。さてヘブライ文字はそれぞれ今まで数が割り当てられていましたけれど、今回で11番目になりますね。じゃあ11?ではなく、20になります。つまりכのみで20を表します。じゃあ、11は?となりますよね。これは10+1となっ

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タロットとユダヤ:ヘブライ文字(9)

タロットとユダヤ:ヘブライ文字(9)

9つ目です。テット(ṭet)です。

実際に書いてみるとこんな感じですね。

元々は紡錘(ぼうすい)を意味していたようですが、実際にはわからないようです。

大アルカナととの関係で言うと「力」になるのですが、その意味はちょっと分かりにくいかも知れません。

タロットとユダヤ:ヘブライ文字(8)

タロットとユダヤ:ヘブライ文字(8)

8つ目です。ヘット(het)です。

思い出していただきたいのは、Heというのがありました。あれは、下の棒をつけないというのが大事でしたね。こちらは、くっつけます。これで二つの文字の差を作ります。

こんな感じ。ח

もっとも、日本語のひらがなもなかなかにややこしい文字ですね。カタカナの「ソ」「ン」が見分けられるのは、練習の賜物です。

意味は、垣根を表していたようですが、よくわからないようです。

タロットとユダヤ:ヘブライ文字(7)

そういえば、どこかで「古代からのタロット・・・」と言う言い方がありましたけれど、古代の定義にもよりますが、人類の歴史、中でも占星術の歴史と比べたら、ほんとについ最近の占いですよね・・・新参者。

そんな感じで今日も7つ目のヘブライ文字。ザイン(Zayin)です。

こんな感じの字です。ז

数価は7になります。元々の意味は「武器」?(ヘブライ語で「武器」のことをzayinと言います)。対応するカー

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タロットとユダヤ:ヘブライ文字(6)

タロットとユダヤ:ヘブライ文字(6)

6つ目です。まずは文字を見てみましょう。

やっぱり自分で書くのがいいですね、ということで6番目のwaw「ヴァヴ」です。こんなふうに書きます。ו

これが文字です→ ו

一つだけで書くと、ちょっと何が何だかわかりませんよね。元々は武器の一種を表していたようです。数字で表すと、6になります。

タロットでは、こちらになります。

あまりユダヤ的な感じはしませんね。なお、向こうを向いている二人は、

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タロットとユダヤ:ヘブライ文字(5)

タロットとユダヤ:ヘブライ文字(5)

五つ目です。ちょっとややこしいというか似た文字がある「へー」heです。

こんな感じです→ ה

書いてみました。フォント的な問題があるので、どちらでも大丈夫です。くっ付けてしまうと別の文字になってしまうので、離していることが重要です。

数価は、5になります。叫んでいる人という説がありますが、実際のところはよくわかっていません。

大アルカナと対応しているのは4.の皇帝としておきましょう。一つず

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タロットとユダヤ:ヘブライ文字(4)

タロットとユダヤ:ヘブライ文字(4)

4番目の文字はダレット(dalet)と言います。

こんな感じですね→ ד

数価は4で、元々は扉(英語で言うところのDoor)を意味していたようです。

そしてもうお分かりかもしれませんけれど、Dの音を表しています。

さて、ヘブライ語とは、(キリスト教で言うところの)旧約聖書が描かれが言語であるのですけれど、現在のイスラエルでも使われています。現代ヘブライ語ですね。実は、これは一人の超人的努力

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タロットとユダヤ:ヘブライ文字(3)

タロットとユダヤ:ヘブライ文字(3)

1のアレフא

2 のベートב

ときて、3番目は、こちら。

「ギメル」です。ローマンアルファベットではgimelと書くことが多いです。文字そのものは、これ→ ג

歩く人っぽいですけれど、そういうことでもありません。ラクダを意味したということもありますけれど、そういうことでもないようです。

gの音を表し、数字は3を意味します。

ちなみに、みょうに改行が多いのは、ヘブライ語の書き方その原因が

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タロットとユダヤ:ヘブライ文字(2)

タロットとユダヤ:ヘブライ文字(2)

今日のヘブライ文字は、こちら。ב

ב の読み方は「ベート」ローマンアルファベットで書くとBethとなることが多いです。これで「アレフ」と「ベート」で、「アルファベット」ですね。音としてはbの音、vの音になることもありますけれど、その辺りは、ここでは気にしなくてもいいと思われます。

2を意味し、元々は「家」に由来する文字です。だけど、タロットのカードのマジシャンとは、直接の関わりを見つけるのは難

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タロットとユダヤ:ヘブライ文字(1)

タロットとユダヤ:ヘブライ文字(1)

こんにちは。ワタライマサト( @ps_scriptorium )です。上の写真は、アラビア語のアラビア文字ですので、ちょっと違います。

ヘブライ文字の最初は、アレフAleph(א)です。

アレフ。どこかで聞いたことありますよねえ。ちなみに次の文字は、ベートと言います。つまりこれらが合わさって「アルファベット」です。ですので、本来なら、単に「アルファベット」と言っただけでは、どの文字を指すのか全

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聖書との付き合い方

タロットをより親しむために、ということが前提かもしれません。

こんばんは。ワタライマサト( @ps_scriptorium )です。

よく「聖書を全部読む必要があるか」という話が出てきたりしますけれど、そんな必要は全くありません。おそらく、かなりマニアックな人でないと、「聖書を全て、最初から最後まで読んだことがある」ということはないと思います。

つまり、普通は「全部」読んだりしたりすることは

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タロットと聖書

タロットと聖書

こんにちは。ワタライマサト( @ps_scriptorium )です。あんまり名前を書いたりしていませんでしたよね。これからはちゃんと書いておきましょう。

タロットと聖書は、ある意味不思議な組み合わせで、そもそもタロットは図表がその核であるのに対し、聖書の方は、言葉そのものが核となっています。このことは、カード、あるいは本に対してのアプローチが大きく変わるところです。

しかし、日本は「解釈」と

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