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タロットとユダヤ:ヘブライ文字(11)

これで半分まで来ました。

11番目の文字は、こちら「カフ」kafです。

このように書きます。כ

カタカナの「コ」に似ていますし、音もkの音がありますけれど、これらは全くの偶然です。さてヘブライ文字はそれぞれ今まで数が割り当てられていましたけれど、今回で11番目になりますね。じゃあ11?ではなく、20になります。つまりכのみで20を表します。じゃあ、11は?となりますよね。これは10+1となって、יא と表記します。ちょいややこしい。

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元々は、手のひらを表しているところから来たそうです。

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さて、対応する大アルカナのカードは「運命の輪」。ここにもヘブライ文字が登場しています。その前に、この中心にあるローマンアルファベットを見てみると、12時の方向にTがあり、9時の方、つまり逆時計回りに読むと、TORAとなります。「女教皇」にも出てきましたけれど、TORAつまり、Torahであり、モーセ五書であり、(旧約)聖書の最初の5つの書、聖書の中心部分(しばしば聖書の核、そのもの)を表すこともあります。時計回りに読めばTARO(T)とも読めます。これは極めて示唆に富んでいると思いませんか。そしてROTAは、ラテン語で「車輪=Wheel」を表します。

そしてヘブライ文字で書かれたיהוהです(TとAの間に挟まれている文字がにיなります。ちょっと読みにくいですね)。これはヘブライ語で唯一神の名を意味します。日本語だと「ヤハウェ」あたりでしょうか。

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