見出し画像

共に助け合う~セネカ~

『友人を思いやり、その進歩前進を自分のことのように喜ぶのは、自然にかなうことだ。
そうしなければ、美徳が、我々のうちにとどまることはないだろう。
美徳とは、それを自覚して実践しなければ鍛えられないからだ。』

トランブルは身体を起こして言った。
「勝負の世界において、優劣をつけることはある。
しかしながらその実、相手を通して自分の進歩を見るのが目的ではなかろうか?
例えばレース競技の場合、順位付けの一方で、自分の記録との戦いである。
囲碁などは相手が同じレベルだからこそ、自分の実力を測ることができる。」

アヴァロンは朗々としたバリトンで言った。
「『ティール組織』という言葉を知っているかい?
役職や上下関係がなく、自分の仕事を自分で考えて組織のために動く体系のようだ。
この場合、自分一人の前進が共同体の前進ととらえないのだろう。
一人一人が組織全体を考えて推進する意識をもつことが大切なのではないだろうか?」

ドレイクが煙草にかすれた声で言った。
「相手のことを自分事のように考えるのは、自分にとってもメリットがあるよ。
なぜならば、その状態が自分に起きるかもしれない。
逆境ならば対策を考えておくことになるし、
好調ならばいかにしてその状況になることができるかを感じられる。
自分の人生は自分の物だからと言って、
自分の世界観だけで勝負する必要はないんだよ。」

「『美徳は自覚して実践しなければ鍛えられない』という言葉に注目したいね。
おそらくストアの考え方において生まれ持っての性質に着目していない。
生まれ持っての性格・性根・性分、こういったものは大部分は自分次第でないものが多い。
『生まれながらの善人』のように、無意識に徳のある事をするよりも、
厳しい自制によって徳を積み重ねるものの方を目指すべきなのではないだろうか。
前者は因果論や運命論のように、過去やうまれによって徳の有無が決まってしまうが、
後者は今この瞬間から自分を変えることができるからである。」
ルーピンは目を閉じてクラスを口に運んだ。

画像1

「#全力で推したいゲーム」としてボードゲーム「クアルト」を推します。
おすすめターゲット:
①二人暮らしの夫婦
②ボードゲーム初心者
理由①:二人っきりの巣ごもりに最適
・コロナ渦で家にいることが増える
・夫婦で適当に時間をつぶしたいときに最適
・2人でできるボードゲーム
・割と実力がかけ離れることはない
理由②:初心者でもわかりやすい
・ルールが簡単
⇒おしゃれ五目並べなイメージ
・使わなくてもおしゃれな感じに置いておける
・クアルトミニなら場所もそこまでとらない
・プレイ時間が10分くらい
私見
・我が家でもちょこちょこ遊んでいます。
・気の手触りもいい感じ
・2,3手先を読んでたと思ったら、予想外のクアルトに悔しくなります


この記事が参加している募集

全力で推したいゲーム

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?