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ありがとう、エキサイトブログ。

(本記事は、一ヶ月前にエキサイトブログに投稿した記事の転載です)


 振り返れば、2007年からお世話になっていたエキサイトブログ。

 数多くあるブログサービスの中から、エキサイトを選んだのは、そのシンプルなデザインが理由でした(今だって気に入っています)。
 URLに自分のアカウントが組み込まれるというのも、当時は珍しかったような気がします。

 展示の告知はもちろんのこと、その後の報告。好きな本の紹介。一行小説なんていうのも一時期はひたすらに書きまくってました。あとは旅をしたときの記事もあったなぁ。東京から箱根まで歩いて行った「箱根駅伝膝栗毛」なんてのも、綴りました。

 めっちゃ懐かしい。めっちゃ愛着があるんです。俺が旅日記を書くようになったのって、エキサイトブログがあったからです。

 でも、ブログに注ぐ時間がだんだんと惜しくなって、気づいたら更新停止の状態になってました。俺の名前で検索してくれるかもしれない友人たちのためだけに「今も頑張ってます」といったメッセージだけを残して、ずっとブログは休業状態でした。

 そうしてつい最近、転機が訪れました。考え方が覆りました。
 できることは何でもやらなくては、と意を決しました。
 SNSの時代なんだし、もっと発信しなくては。もっと知ってもらわなくては、と思い至り、ずっと閉じていたエキサイトブログを再開させました。

 そうしたらいきなり「創作小説」ランキングの、30位くらいに上がりました。訪問者は少ないのに、どういうことだろう……と考えるまでもありませんでした。
 過疎です。人が少ないから、自分のアクセスだけでもランキングが簡単に上がってしまう。

 じゃあ俺が、もう一度エキサイトブログを盛り上げてやらぁ、と随分と大それた考えを持ってみたこともありました。
 しかし、最近使ってる人増えてるし、試しにnoteっていうのにも、同じ記事を載せてみるか、と、そっくりそのままコピペをしました。

 そうしたら、アップした直後に「○○さんがスキしました」という通知。最初はそれが何なのかよくわからなかったけれど、どうやら俺の記事を読んで、他のSNSで言うところの「いいね」を押してくれた方がいるらしい。そうしてその後も、ちょこちょこと「スキ」の通知は続いていく……。
 何だこの、読んでくれている感は! 何だこの、ユーザー同士の繋がりの濃さは! 俺の知っているブログと違うじゃんか……。投稿画面もまっさらシンプルだし、画像サイズも大きくできるし、スキやバッジでモチベーション上げてくれるし、連続投稿を褒めてくれるし、「最もスキされた記事の一つです」だと……! いや、もう、参りました。

 最大の決め手は、もっと知ってもらわなくては、というニーズを、noteなら満たしてくれるだろうという確信を得たからです。

 それでも、noteの最初がコピペだったように、noteの投稿はエキサイトブログの延長なんです。エキサイトブログでの長年の投稿歴があったからこそのnoteなんです。たくさんの思い出があるんです。恩を感じてるんです。感謝してるんです。好きなんです。

 だから本当に「ありがとう、エキサイトブログ」なんです。

 けれど、ブログを閉鎖するわけではありません。
 少なくともエキサイトブログはエキサイトブログで残しておきます。

 いつかまた、思いにもよらない形で、エキサイトブログに記事を書く日があったらいいなという思いを持ちつつ、ひとまずはここでエキサイトブログの筆を置きます。

 それではエキサイトブログ、また会う日まで。
 本当に、今までありがとう。



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