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てのひら小説作品集

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愛媛の作家によるてのひらサイズの短い小説。 500文字以下の小物に印刷したら映えるサイズ。 それが「てのひら小説」です。 1000文字超えてても2000文字以上でも「いや、これが…
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2022年1月の記事一覧

ピアノが奏でるありがとう

◇◇ショートショート コンサートホールで和音のピアノの演奏が終わるとスタンディングオベー…

noteで空想◇イラスト人物図鑑vol.13

91歳のおばあちゃんが描くユニークな人物にキャプションをつけて短い物語でご紹介している「イ…

王冠を食べた女の子

◇◇ショートショート 「みっちゃん、アイスクリームが溶けちゃうよ、早くおいで」 お姉ちゃ…

朗読ショートショート[ピンクのバラを贈る人]😃🌃(1/19)

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鳥居の向こう側

木々がそびえ立ち ところどころに影を落とす 日常とはどこか 切り離された空気の漂う所 少し…

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ピンクのバラを贈る人。

◇◇ショートショート 明は小学4年生の時、1年間児童養護施設で育ちました。両親が自動車事故…

二度と入らない

これは あるお寺の敷地にある洞窟の話 ボクの住む地域内にあるお寺、そこには昔から洞窟がある いつからあるのかはわからない、なにせ古い洞窟で とても薄暗く 後から取り付けられた電灯では 手元のモノすら良く見えないくらい さて この洞窟には 様々な噂話がある 洞窟は別の世界通じているとか、行方不明者がいるとか、ヒトの様なものがうろついているとか、よくある噂の域は出ない内容 このお寺には 平日の昼間はもちろん休日になると、住民はもちろん 噂を聞いた周辺地域からも興味をそそ

誰かが耳元でささやく

◇◇ショートショート 「ダメだよ、そこにいたんじゃ」春香の耳元でささやく声が聞こえました…

夢から覚めたら

◇◇ショートショート 慎二は高原を一時間程歩いて、大きな木にたどり着きました。その道中で…