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GI(グリセミック・インデックス)値を知っていますか?

こんにちは!トレーナーの大西です。

今回は、GI(グリセミック・インデックス)値についてです。
この言葉を皆さんは聞いたことはありますか?
最近SNSでよく目にすることが多く、特に低GIという言葉をみかけます。
では、GI値とは一体何か解説していきます!

 まずGI値とは、食後の血糖値の上昇を示す指標です。食品の糖質の吸収度合いを示し、血中のブドウ糖濃度を計ったものになります。この数値が高ければ血糖値の上昇は急激になり、低ければ緩やかになります。
GI値も3段階に分類され、数値が70以上で高GI食品、55~69で中GI食品、55以下で低GI食品と言われています。

 食事をすると、すい臓からインスリンというホルモンが分泌され血糖値を下げようとしてくれます。しかし、インスリンの働きとして、血糖値を下げるほかに脂肪を作る・脂肪の分解を抑制する働きがあります。
高GI食品を摂り血糖値が急激に上昇するとインスリンが通常よりも多く分泌され、脂肪を蓄えてしまい、結果として肥満の原因にもなります。

 次に普段食べている物のGI値はいくらかなのか表で確認してみてください。
以下の表は一部の食品になります。

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 これを見てみますと、日本人の主食でもある米は84で高GI食品に分類されます。糖が多く含まれている食品は比較的高くなりますが、その中に食物繊維が多く含まれているかによっても数値は変動してきます。

 なぜ低GIが注目されているのか、知っていますか?
 低GIとは、先述したように血糖値の上昇が緩やかになります。そうなることで空腹になるまでの時間が長くなります。これを利用することで、食べすぎを防ぐことが出来、余分な栄養を摂らずに済みます。よってダイエットしている方や減量している方にはおすすめな食品になります。
アスリートでは、階級制の競技で減量しないといけない選手は低GI食品をうまく活用することで、大会直前までハードな減量をしなくていい可能性もあります。また体重を増やし過ぎたくない選手にも必要になります。


以上、簡単にGI値について解説していきましたが、誤解してもらいたく無いことは何もかも低GIが良く、高GIが良くないということではありません。
各々必要に応じて各GI値の食品を選択していくことが必要になります。また、こればかり意識しすぎて、本当に必要な栄養素・栄養量が不足してしまっては意味がないので、まずはしっかりとした食事を意識することが大事です。

上手く活用して、身体にとって一番良い栄養補給をしていきましょう!!


この記事を書いたトレーナー

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大西 拓磨(オオニシ タクマ)
日本スポーツ協会公認アスレティックトレーナー

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