見出し画像

眼のリコンディショニング

こんにちは!

WATANABEトレーナーの森です。

この自粛期間、学生アスリートはオンライン授業によるPCの利用やスマホの視聴時間が長くなってしまった人が多いのでは無いでしょうか。

PCやスマホの長時間利用がもたらす弊害の一つとして視覚機能の低下が挙げられます。


視覚

普段私たちは両方の目を通じて世界を立体的に捉え、認識しています。

一方、スマートフォンやPCといったデバイスは平面(2次元)です。

YouTubeなど動画の中で動きいるヒト(アニメを除く)やモノを我々は立体的に捉えていると無意識で認識していますが、それは平面を立体(3次元)で見ているものと同じように脳内で変換処理し、認識しているのです。

デバイスを通じて得られる情報と我々の目で直接モノを見ているのとでは違いがあります。そもそもデバイス自体、光を発するものであり普段私たちが目にしている光が反射したものを受け取るというメカニズムとは大きな違いがあります。


スポーツにおける視覚

スポーツの環境で考えるとどうでしょう?スポーツではボールを扱う際の距離感や相手との位置関係を把握し、それに応じて自分の身体をコントロールし運動の生成を行います。正しい情報を得るためには視覚機能は非常に重要といえます。

自粛明けの練習でうまくシュートが決まらなかったり、ハンドリングやトラップのミスが多くなる場合、単にプレーの勘が鈍っているのではなく、視覚機能が低下していることが原因の一つになっているかもしれません。


また、視覚の機能低下はバランス能力※の低下にも繋がります。

※ここでいうバランスとは、片足立ちで転倒しないように身体の状態をコントロールするときに使われる意味でのバランスです

視覚情報はバランスにも寄与しており、視覚から正しく情報を得られないとプレー中における自分の身体の位置感覚のズレが生じ、バランスを崩してしまいます。これはパフォーマンスだけでなくケガに繋がる要因の一つにもなり得ます。

視覚の影響がパフォーマンスに関るとなると、何とか対策を打ちたいものですよね。

そこで、感覚機能としての視覚を用いたエクササイズを1つ紹介していきます。

改善エクササイズ

片足立ちによる感覚トレーニング(前庭系)と視覚を組み合わせたエクササイズです。

準備として、何か目標物(ボールなど)を固定した状態で体の正面に置いて下さい。ペアで行う場合は2~3m離れた相手にボールを持ってもらうのも一つです。

片足立ちになり目標物を見つめた状態で首を上下・左右に動かします。頭は動きますが眼は常に目標物を見続けて下さい。その時にバランスを崩してしまわないように注意しましょう。

もう一つのパターンとして、ペアで行える場合は目標物(ボール)を動かしてもらい頭を固定しながら目だけ動かしてみましょう。頭が一緒に動いてしまったり、片足立ちの姿勢が崩れてしまわないように注意しましょう。

一回あたり30秒程度を目安に行いましょう。

スポーツではこのような眼と身体の協調した動きが要求されます。スマホ時間が増えてしまった人はぜひチャレンジしてみてください!


お知らせ

選手・チームの能力を最大限に引き出し、結果に繋げたい方へ~WATANABEトレーナーが行っているクリニック・測定のご案内

☞興味のある方はコチラから(noteお仕事依頼ページ)


LINE@、Twitter、Youtube『WATANABEアスリートジャーナル』に登録いただくと定期的に学生アスリートのためになる情報をお届け致します!


下記リンク👇をクリックしてご登録ください!
また質問も受け付けています!

LINE@

画像1


Twitter

https://twitter.com/watanabe_AJ



youtubeチャンネルもあります!


最後まで読んでくれて、ありがとうございます!