「母親の試験」の夢解析(全文無料)
2023年5月2日に見た夢
(夢の内容)
どこかへ引っ越し?旅行?前半部分はよく覚えていない。
でも、車で移動していた気がする。
(夢の後半に出て来た大きなスモークガラス=中が見えないようになっている、真っ黒い大きなワゴン車だと思う。
自分以外の誰かが運転している、もしくは誰も運転していないのに走っている。
他にも何人か、一緒に旅をしている人がいる。
この車はいつも夢に出てくる)
とても綺麗に作られた高い石垣の上に古い木造平屋の住宅?店?があり、古い建物が好きなので見たいと思い、石の階段を上る。
建物は見えている部分が平屋だが、白いもやの中に続く建物がありそうな気がする。
建物は、現代とは違い、良い木材で、腕のいい大工が作ったと判るしっかりした造りで、それを何年も丁寧に日々磨いたのだと判るくらい、床も柱もあめ色に光っている。
玄関から入ってすぐのところに居間なのか、広い板張りの部屋があり、横長のテーブルが中央の通路の左右に何列か並んでいる。
一つのテーブルに座布団が3つ置かれ、3人座れるようだ。
先生のような男性が前方にいて、試験まで座って勉強するように言う。
気付けば周囲に明治か大正の頃のような着物姿の女性達が沢山座っていて、それぞれ勉強をしている。
(私は現代の普通の服だと思う)
「あと〇分」
何分かは判らない。
試験が始まったのはそれから10分後くらいだったように思う。
私は試験を受けるつもりでそこに行ったわけでは無いので、勉強などしていないから受けたくないと思い、席を立ち、帰ろうとする。
外に出ると、何故か下へ降りる石の階段の前に黒い大きなワゴン車(乗ってきた車かも)が停まっていて、通れないようにされている。
他の降り口を探すが、他に階段は無く、霧がかかって下が見えない。
高い石垣の上なので降りる事が出来ず、諦めて試験会場へ行き、どこからか取り出した教科書を開く。
隣の人は教科書やノートを開き、真剣に勉強しているが、私は「ええ~?受けたくないんだけど」と思っている。
隣の席の人の答案とか丸見えじゃないか?と、口には出さないものの、試験の運営についてダメ出しをしているところで目が覚めた。
*****
(この間、一週間ほど)
初めは意味が分からなかったが、その後、長女の引越しや、次女の成人記念写真の件など色々あって、無理をしたり、憤ったり、悲しくなったり。
その一連の流れがあって、この夢の意味が分かった。
<解析>
※女性ばかりの試験→母親として試される時
他の母親達は、日々、真剣に子育てや、子どもと向き合っているけれど、私はそれを放棄しているようなものだから、夢の中の私は母親であること、もしくは母親として試されることを嫌だと思っているのだろう。
何故なら、自分が母親として何もしていないと判っているから。
そして、母親としてうまく出来なくて、何もかもダメだと判っているから。
でも、それを認めたくなくて、人生とか、運命とかのせいにしている。
平屋なので、母親として子育てをするのは今回が初めてという事なのだろう。
私の過去世の記憶では、産んでもすぐに子どもを殺されたり、乳母が育てていたりしていた。
ただの母親として、ずっと子育てだけをしていた事は無いと思う。
黒い(=未知のもの)大きなワゴン車(日本で売られている中で一番大きなクラスのワゴン車より大きいかもしれない)で旅をしている途中。
運転手は自分ではない。
景色は特に見えない。
白いモヤ(?)の中の、道なき道を、雲の中をとぶように?駆け抜けるように?猛スピードで走ってきた。
これは、この仕事の事だけじゃなく今までの人生全部かもしれない。
運転手が自分ではない事から、運命とか大きな何かに動かされているという事だろう。
でも、ワゴンの中には他にも男女とも数人乗っている感じがするから、一緒に旅をしてくれる(同じ目的をもって今世を共にする)人もいるのだと思う。
高い石垣(今まで自分が作り上げて来たもの)の上から降りて「母親の」試験から逃げたいが、黒いワゴン車=私の人生を運ぶものはそれを許さない。
ここで、子ども達というより、母親としての自分や、子育てについて向き合い、自覚しなければいけない事があると、夢は告げているのだと思う。
でも、私は判りたくない。逃げ出したい。誰かや、何かのせいにしたい。
この夢のあと、「私は母親なのにぞんざいに扱われている!」「ひどい!」「腹が立つ!」という出来事があった。
けれど、その出来事があったから、この夢の意味が分かった。
「あなたは母親として何もしていなくて、子ども達に恨まれても憎まれても、大事にされなくても仕方がないんだよ。
だって、あなたの人生は、今の仕事と、未来の計画を含む魂の目的が全てで、そういう風に生きて来たでしょう?」
全体的にそういう意味だと思う。
*********
この夢の意味を受け入れる
数日モヤモヤして過ごし、解釈に迷い、受け入れられず、自分で子ども達との関係についてカードリーディングして、やっと認める事が出来た。
(参照)「母親である自分」を諦めるきっかけとなったリーディング
こうして夢解析を文章に出来たのは、カードリーディングの結果を見て、自分のしたことを受け入れるしかないと覚悟を決めてからだ。
流輝先生にタロットで見てもらおうかと思ったが、自分で向き合わなければと思い、後日、母子関係について自分でカードリーディングをした。
母親としての自分を、カウンセラーとしての自分が冷静にリーディングして、認めざるを得なかった。
悲しかった。
認めたくなかった。でも、腑に落ちた。
書いていて、我知らず、涙が出そうになる。
そうだ、私は全くダメでひどい母親だ。
母としてだけじゃなく、娘としても、姉としても、妻としても。
私の人生は、この仕事をするためのもの。
未来には、まだ成し遂げたいことがある。
(ここから先の言葉を、今の私は持っていない)
2023年5月9日 解析・記述
カテゴリ「母子関係」
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