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Vol.4: ロンドン紀行【後編】

イギリスに来て写真撮るの下手になった気がする。
今回記事長め。個人的には「総括」が一番好き。

宮殿vs宮殿

朝8時にホステルを出発、向かった先はケンジントン宮殿。ここはヴィクトリア女王が幼少期に住んでいた場所らしい。ここで私たちは地下鉄を使わずに時間が2倍かかる徒歩を選択。
AIU Spiritをイギリスでも発揮していく。

ロンドン中心部に広がる公園は、ランニングをしている人、犬を散歩している人、鳥たちが休む池といい、健康的な要素で溢れていた。
一番の驚きが、白鳥が普通に泳いでいること。秋田だったら白鳥は田んぼにいるイメージだし、海外だと勝手に自然の中にしかいないものだと思いこんでいたがまさかのロンドンで再会。

この距離はAflacもビックリ


宮殿はほぼそっちのけで、都会の中に自然が共存している姿に心を潤された私たちはバッキンガム宮殿へも徒歩で向かう。

ヴィクトリア女王の像の後ろに建つバッキンガム宮殿はケンジントンとはものすごく対照的で並ただならぬ荘厳な雰囲気を感じた。
女王の像はもはや繁栄の象徴のような像で、拙い言葉で申し訳ないが圧倒的ラスボス感が半端なかった。

バッキンガム宮殿を近くで眺めていると柵の中の警察と目が合う。ちゃっかりアサルトライフルを持っていた。それもいつでも発砲てるように引き金に手を添えて。
何も悪いことをしていないのに直感的に命の危機を感じてしまった。

次回いずれかどちらに行くとなると私は迷わずケンジントン宮殿を選ぶだろう。

銅像と歴史

ビッグベンとウェストミンスター寺院付近で1番印象に残ったのはどちらの建造物でもなくイギリスの歴史的人物の像だった。このような像はシェークスピアから大英帝国時代の将軍まで至る所にあった。
これほどの像の多さはガイドブックには書いてなくて、実際に現場に行く真価を享受した。

世界史では学ばなかったような帝国主義時代の将軍の銅像も多くあった。
大英帝国の植民地支配に携わった人物の像が街中にあることは、多様な人種がいるイギリスでも様々な意見があるに違いない。
植民地支配は現代の価値観では考えられないことだろうが、現代の価値観のみで過去の歴史を否定するだけだと足りず、

  • 多方面の見分を通じて歴史的事実が起こった要因を学び、

  • そこでの教訓を現代でどう活かすのか

を問い続けないといけないと感じる。

ロンドンの銅像たちは、私たちは「世界史選択者」で終わってはいけないこと語りかけてくれる

プレミアリーグ

人生初のプレミアリーグ観戦はリヴァプール vs クリスタル・パレス戦。
完全にリヴァプール目当てスタジアムに入場したが、実は席はパレスサポータのど真ん中。
ここで日本語が役に立つ。
リヴァプールがシュート打つとパレスサポはヤジを飛ばすから、自分たちもキレ気味に「いい攻撃!」って叫ぶ。もちろん話す内容はバレないように日本語で。

リヴァプールがロッカールームに戻る際はブーイングで迎えられてた😢


ずっとパソコンの画面から眺めていたリヴァプールを生で見れたのは本当に夢のような時間だった。
パレスサポーターを通じて、やはり自分の推しのチームをホームで応援したいって思いはより強くなった。
ここで私の推しのフットボールクラブのアトレティコの本拠地、Civitas Metropolitanoに行くことを堅く決意。
アトレティコが勝利した先には涙を永遠と流しているだろう。

総括

今まで私は「ローカルにフォーカスする旅」を楽しんできたし、そちらを好んできた。
しかし今回はその真逆の「観光地を回りきる旅」を選択した。
海外の主要都市を1日で回るのはさすがに骨が折れたが、有名な観光地にはやはり有名である理由があり、事前にリサーチしておくとその荘厳さ&スケールの大きさに浸ることができる。

どちらの手法にも正しいも否もなく「どちらの旅スタイルも楽しみきること」が一番素敵なことなのだ。

そして、今までは本の中や画面でしか感じられなかった場所や人物がようやく自分ごととして捉えられるようになった。
遠い世界だったはずのロンドンが、ようやく自分の血肉となった気がする。

そういえば帰りの電車の中で一個思った。
なんか最近の自分の記事はMainstreamすぎるって。
事後報告のレポートみたいになっているからもう少し自分の感性を表現した文章を書きたい。

もっと日常に関する記事も書けたらなーって思いました!以上!



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