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日本一周30~32日目(北海道編4)

気付けば北海道編も4つ目だ。
それだけに北海道は大きいし、まとめるのも大変だ。
でも出版を夢見ているので挫けないようにしたい。
正直、日記を溜めてしまっているが、それはそれで思い出に浸れる時間なので良しとする。作業が遅れていることへの最高の言い訳だ笑

30日目 5月15日 旭川滞在
事件は旭川で起きている。
忘れもしない、室蘭でのサンダル事件である。
あの時は温泉施設での下駄箱でサンダルが無くなった。
今度は道の駅である。前提として私にも非がある、車の下にサンダルを置いて(一応下にしっかり入れておいた)、仮眠をとった。
2時間程度だっただろうか…起きて外に出るとサンダルがない。
奥さんの靴はそのままで、私のだけが無い。フォロワーさんからは「狐の仕業だ」というコメントもいただいたが、道の駅あさひかわは結構街中である。それに、そんなに都合よく私のサンダルだけ、それも両足セットで狐が持っていくだろうか…。もし人だとしても、その辺で買える3000円程度のサンダルだ。悩んでも仕方ないので、これも学びだと思い新品のものを購入。
温泉では絶対にロッカーに鍵を、そして靴は必ず車に入れておく。
犯人に対してあーだこーだ言う前に、自分を改めないと前に進めない。
まさかサンダルからここまで学ぶとは。
この日は銀座サウナというサウナのみを営業されているところに行った。
ここは最高にお勧めである!一階は飲食が出来、二階は小スペースにサウナの機能が整っている。香りもとても良くロウリュもとてもキマる。
サウナを経営するなら、こんな感じのお店にしたいと強く思った。

31日目 5月16日 旭川→士別
突然だが、はなまるうどんはうまい。学生依頼食べていなかったが、ふと昼食で利用。ハマった。ちなみにここイオン旭川の場所で新品のサンダルも買った。このサンダルは故郷に帰るまでちゃんと手元にあってほしい笑
お昼からは旭山動物園へ。
ここがとても良かった。動物に触れられるのも良いが、私たちが感動したのは園内に掲載されているコラムである。動物の紹介だけでなく、動物や園の経営を通しての飼育員さんたちの想いが載せられている。
生とは何だ、死とは何だ、幸せとは、楽しいとは…。是非とも旭山動物園に直接行ってコラムを読んで欲しいので、ここでは詳細は書かない。
私たち人間は文明を発展させて、さも地球上の至上の生物だという思い込みがあったかもしれない。それでもどの生物よりも巧に言葉を操り、物を操りしているのに未だに平和と自信を持って言える時代は実現出来ていないように思う。人間は至上のものでない、私情で周りを操作している傲慢な生き物ではないだろうか。動物は言葉でコミュニケーションが出来ないし、病気になっても最終的な対応、処置は近くの人間に委ねられる。そんな命の操作が出来るような立場なのか、動物の本心はどうだったのか、もっと生きたかったのではないだろうか。どうしても不明な点を残す形になってしまう。
最たるところ、
「楽しく生きようとするのではなく、生きることを楽しめるように」というコラムの一節に、旭山動物園の執念にも似た愛情を感じる。
ここに来られて本当に良かった、ありがとう旭山動物園の動物たち、そして飼育員さんたち。

32日目 5月17日  士別から一旦戻り留萌→オロロンライン→稚内
本格的に最北を目指す方向に動いていく。
留萌の道の駅ではダンディな店主さんに、北上するにお勧めの場所を教えていただいた。しかも申請なアスパラもいただいた。北海道のアスパラは何故こんなに美味しいのだろう。北海道だからという抽象的な理由だけではまとめられない程うまい!
いよいよオロロンラインへ。これも紹介いただいた場所(道)だ。正確には小樽から稚内を結ぶ、日本海沿いをひた走る道だ。
これが絶景。
地平線まで真っすぐな道が続いているのを見るのも走るのも初めてだ。
昇天。この言葉が最も相応しい。
途中立ち寄った宇野牧場さんでの最上の牛乳も、そこに居た牛、山羊たちも
旭山動物園の後だからか、普段よりも近しく感じて可愛かった。
最北の温泉施設「童夢」で入浴後、ゲストハウス「モシリパ」へ。
このゲストハウスが最高だ。
ゲストハウス自体、宿泊するのは初めてだが、雰囲気がオシャレ、オーナーさんも気さくで話しやすくて良い人。部屋も綺麗で漫画も読み放題。
何よりキッチンが使えるので、久しぶりにキッチンでの奥さんの料理が食べられて良かった。パスタだ。美味しいので私は「うまパスタ」と名付けている。夜はお酒を飲んだり、けん玉で遊べたのが楽しかった。
階段のところにモシリパの歴史の写真が置かれているのも良かった。こんな風に私たちも歴史を刻んで、何か後世に残せるものを作りたい。
稚内で宿泊するならモシリパさんへ。これはマストですよ、旅人さん。
オーナーの武重謙さんは出版もされている。「山のクジラを捕りたくて」






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