見出し画像

北海道に移住して1年と3ヶ月が経ちました。【北海道移住日記③】

北海道は紅葉が進み、朝は霜が降り、秋から冬へ季節が進んでいます。
北海道に移住してから1年のタイミングで移住日記を執筆しようと思ったのですが、色々後回しにしてしまって3ヶ月が経ってました。
前回の移住日記は2ヶ月の時に書いたので、それからほぼ1年過ぎたことになります。

今回は関東から北海道に移住し1年経った今、自身の変化について執筆していきます。

とにかく夏が過ごしやすい

もう帰ってきて1番噛み締めていることはこれです。
とにかく夏が過ごしやすいんです。

とはいえ、北海道も真夏はクーラーがないと寝苦しい時期はありますが、数える程度です。
エアコンつけっぱなしにしておく時期は少なく、窓を開けておけば心地よい風が入ってきます。(あの嫌な某虫も北海道にはいないので、安心して窓を開けておけます。)

東京にいたときは5月から10月下旬まで半袖を着ていても暑くて倒れそうになり、クーラーの効いた家やオフィスから出る時は覚悟を決めて外にでるような生活。
道民育ちの自分にとっては暑さと湿気による息苦しさは、かなりのストレスにもなっていたようです。
人がそんなに多くないので、移動時に感じていたストレスも激減しました。

とても健康になった

慣れた環境に戻ってきたことで、体も心も健康になりました。

移住した後、半年くらいでより快適な環境を求めて住替え引っ越しもしました。
都市部から少し自然が多く、落ち着いた地域を選んだのですが、散歩コースを歩いたり、窓を開けて自然を眺めながら仕事をしたり。

これだけが理由ではないと思いますが、今まで散々悩まされた毎朝の胃痛や体調不良の頻発はピタッと無くなり、メンタル不調によって体ががたつくこともなくなりました。

やはり四季を感じられる北海道で生きてきた自分は、東京の雪のない冬や、湿度の高い夏の暑さは酷だったように思います。

もちろん、北海道に戻ってきたら戻ってきたで、「ああ、東京にいるうちにあそこへ行っとけばよかった」など、前の環境を羨むこともたまにありますが、たまに旅行や出張で行くくらいが、自分にとってはちょうど良いのかもしれません。

また、後述しますが、住空間をアップデートできたことも大きい要因になりました。実際に導入してよかったモノは別の記事で紹介できればと思います。

自分に向き合う時間が増えた

心と体が健康になって余裕が生まれてきたことで、自分に向き合う時間が増えました。

今までなんでやってこなかったんだろう…と思っていた読書やスキル学習、勉強、Webディレクターとしてのスキルセットの見直し、制作ディレクションの型の模索の他にも、じぶんが今後将来何を目指していくのか、という先送りにしていた課題に対しても考えられるようになりました。

初の転職の影響も大きいと思います。
元々北海道を外から見て、自分にとって北海道という環境は何だったのか。それを整理するために東京に出ていったこともあり、同じ会社に居続けるのは、たとえその会社がとても良い環境だと思っていても、実際のところは外に出てみないと見えてこない面もあります。
自分の場合は、前職の会社のミッションやビジョン、環境や仕事内容に不満があったわけでなく、むしろ好きな面も多かったので、別の環境を経験することで、より客観的な考えを持てるようになったとは思います。

こうして自分が今まで決断してきた行動をフィードバックできる時間が生まれたのは、この移住のおかげです。

自宅の住空間をアップデートできた

関東にいたときは、関東にずっといるつもりがなかったということもあって、「長く使うために良いモノを買う」ことができませんでしたが、北海道の地に足をつけた生活に変わったことで、将来を視野に入れた購買もできるようになりました。

大型の冷蔵庫や大型のソファ、スタンディングデスク、大きいベッドなど、仕事スペースとしても使う自宅の住空間をより快適にアップデートしようにもできなかったのは、北海道で長く暮らしていく決意無しでは中々踏み出しにくい課題でした。

マイカーの購入や、一軒家の購入も視野に入れたりなど、将来を見据えた視野も広げやすく、そういう意味でも以前の自分は迷ってばっかりだったので、移住に踏み切ってよかったです。

では逆に移住後に感じた課題にも触れておきます。

離島という土地柄の制約

これは今のご時世で動きにくいことや、収入面の課題も原因ではありますが、道外への移動は中々連休でないと重い腰が上がりません。
とはいえインドア派な自分なので、東京にいたころも頻繁に旅行していたわけでもなく、当人の気持ち次第だとは思います。
東京から移動するよりも早く安く飛行機で行ける場所もあるので、計画次第ではあります。

仕事面でも、北海道で働くことを前提にする場合は、東京オフィスの会社に就職することや、本州のクライアントから仕事を受けることは少なからずハンデがあります。

リモートワークが日常的になってきた現代においても、いざという時に海を渡らないと直接対面で会えない問題は、すぐには埋まらないなあと痛感しました。

首都圏との差を感じる瞬間

※このセクションは、かなり僕個人の考え方に寄った意見です。

北海道の課題として大きく感じているこの話は、学生の頃に思っていた事から今もあまり変わってません。

北海道という離島の土地柄上なのか、どうしても内向的な印象を受けます。外から変化や今までやってきたことを変えていくような力にはあまり強くないと思います。

北海道の場合は、道内就職をしたらそのまま道外に出ることもなく働くこともできます。クライアントも道内で完結します。道外に出るタイミングは、僕も就職するまでは旅行へ行く時くらいでした。

これが良いか悪いかという話をするつもりはないのですが、首都圏や他の本州の都市に比べて、「外を知った上で、内のことを考えていく人たち」は少ないという地域性があるのではないかと感じています。人によっては外の世界を触れに行く人もいますが、普段普通に生活しているだけでは、圧倒的に「外を知る」機会が少ないのです。

「なぜこうすべきなんだろう?」「こうしたらもっと良さそう」といった、外の世界を知っているからこそ生まれる疑問も生まれにくいです。

仮に個人でそういった疑問が生まれても、組織においては「今まで周りもこうやってたから」で片付けられてしまうような瞬間が多く、さまざまな地域から色々な考えや価値観をもつ人が集まる首都圏との差を感じました。

だからこそ、自分のような道外へ出て、道内に戻ってきた人が、外を知る・外と繋がる機会を作り、もっと北海道で働く上での選択肢を増やしていきたいと思っています。

まとめ

今回は北海道に移住して1年3ヶ月経ってどのような変化が生まれたのかを書きました。

自分の人生における起点としては、北海道移住は自身のけじめでもあり、前に踏み出すきっかけとなりました。
もし仮にそのまま関東暮らしをしていたら、また違った将来になっていたと思います。(少なくとも人生の将来設計については、今よりも進んでいなかったとは思います。)

これからも北海道に移住してみて気づいたこと、学んだことを発信できればと思います!
それではまた。

過去の移住日記もよければご覧ください!

この記事が参加している募集

この街がすき

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?