4月19日 飼育の日
動物園や水族館には家族で出かけた思い出があります。
自分が子どもの頃、親に連れていってもらいました。
自分が親になって、子どもたちを連れていきました。
連れていってもらう側と、連れていく側と、両方の思い出があることが、すこし不思議な感覚です。
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そういえば、就職を控えた学生時代に男子のクラスメイト数人で水族館に行ったときのことも思い出しました。
自動車の運転免許をとってそんなに時間も経っていなかった頃のことです。
クラスメイトのひとりがクルマを出してくれて男子数人でドライブを兼ねて水族館に遊びに行ったのでした。
親子連れとかカップルが多かったから、ほんのすこしだけ寂しい気持ちがありつつ、男子だけでも私にとっては水族館は楽しかったです。
あとで、言い出しっぺのクラスメイトが好きな女の子とデートに出かけるための下見、予行練習だったことを知ったときに、なんだよソレというすこし寂しい気持ちと、一生懸命でスゴいなあという気持ちが湧いてきて複雑な気分になったことを懐かしくおもいます。
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それからもっとずっとあとになってから、私自身も妻と交際しはじめた頃におなじ水族館へ妻と一緒に出かけました。当時のクラスメイトの気持ちがちょっとだけわかったような気がしました。
そのときのことは、あんまり覚えていないけれど記念写真を撮ってもらったとおもいます。
その後、結婚して子どもが生まれて長男と3人で出かけたときの記念写真と、次男が生まれて家族4人で出かけたときの記念写真があります。
時間を経て、何度も同じ場所を訪れるときの感覚は何ともいえない懐かしさと安心感があります。
変わらずにそこにある、ということのありがたさに感謝、私が子どもだった頃の飼育員さんに、私が子どもたちと一緒にいったときの飼育員さんに、いま現在の飼育員さんに、どうもありがとう♪という気持ちです。
(きょうも一日、おつかれさまでした)