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ラストマイル、初回鑑賞しての感想

楽しみにしていた映画「ラストマイル」
初日のレイトショーで観ることができました✨

1回目の鑑賞の時点での自分の感想を残しておきたくて、noteを書いてみることに。
そうです。
1回目と書いてあるのは、絶対に2回目、もしくはそれ以上また観るつもりでいるから。
自分では、映画に込められた社会的なメッセージやたくさんちりばめられた伏線を、まだまだ全然消化しきれていない気がするんです。

そして、今回はついアンナチュラルやMIU404のメンバーが出た場面では、嬉しすぎて思わず感極まっちゃって。
全く平常心では観られなくて😅

なんだかしっかり落ち着いて細部まで把握できなかったので、次に観るときはもう少し冷静に、フラットな気持ちで観てみたいな~と思っています。

ここからは、ネタバレになっちゃうので未視聴の方はお気を付けくださいね!


観終わったとき、なんとなく違和感を感じたんですよね。

「え、そりゃあ恋人がああなってしまったらすごく無念で悲しいけれど、でも、復讐するとしてもあんな手の込んだ計画をわざわざ立てて、しかも無差別テロみたいなことをする?」って思った。

ニセ広告をつくったり、爆弾を準備したり。
大切な人を失ってしまった(亡くなっていないけれど)悲しみを知っているくせに、無差別爆破なんてしたら、もしかしたら他の誰かに同じような思いをさせるかもしれないのに。

それだけ彼女が執念深かったとか、恨んでいたということなのかもしれないけれど。
でも、そうだとしても、普通の人はあんまりここまでのことをしようと思わないんじゃないかな~と思ったんです。

だからこそ、映画を観終わってから、もうず~っとそのことを考えて考えて。

あ~、そうなのかなって少し理由が分かったような気がしたので、それを書きとめておきたいと思います。

筧まりかは、山崎さんが飛び降りた原因に関連して、罪を犯したのは「自分」「世界」と言った。
罪を贖う(あがなう)のは「自分」なのか「世界」なのか。

ここで「世界」という言葉が出てくるんだ!
ってめちゃくちゃビックリした。

わたしだったら、たぶん「自分」に対比するのは「会社」だと思ったから。
っていうか、普通はあんまり「世界」って思わないんじゃないの!?

だから、わたしだったら、もし爆破するとしても西武蔵野ロジスティックスセンターや、デリファス日本法人本社を選んだと思う。

でも、まりかは違った。
おそらくまりかの中で「自分」だけではなく「世界」に罪があると思ったから、あんな無差別テロみたいなことをしたのでは。

彼女は、会社だけではなくその通販を利用している人たちも罪を贖うべきと思っていたのかなと感じた。
(だとすると、普段の生活で便利さを享受している私も山崎さんをあんなふうにした共犯なんだよな…… とめちゃくちゃ暗い気持ちになったけれど 😭)

そして、世界に罪を贖わせるけれど、でもやっぱり自分も彼を救えなかったから罪を贖うべきだと思って自殺したのかもしれないな...... と。

そうして、本当のところは、彼女は爆弾で巻き込んだ人を殺したかったわけではなかったのかもとも思った。

今回の爆弾事件で亡くなったのは結局彼女だけだったし、彼女も爆弾でというよりはわざと引火させた火事で焼死したのだものね。
爆弾の威力は思っていたよりは弱かったのかも。

でもさ、それは、たまたまであって。
爆風で何かが飛んできて、当たりところが悪かったりしたら死ぬ可能性だって十分あるし。
そうなれば無差別殺人者になっていたと思うので、やっぱりどんな理由があろうとも、今回のやり方は良くないんじゃないかなって思っている。
だって、一生懸命生きているだけの親子(配達している人たち・シングルマザーの母子)が巻き込まれちゃったわけだからね。

それを考えると、やっぱりそんなことをしちゃったのは「世界」に対する彼女の恨みがそれだけ強かったからなのかもしれないけれど。

でも、やっぱり今のわたしには、なんでそんなに「世界」が悪いって思っちゃうのかがよく分からない。

もしかすると、彼女自身が山崎さんが飛び降りる前から自分が生きている世界に対して、なにかやりきれない思いを抱えていたのかもしれない。

次に観るときは、もっとしっかりそこらへんを感じ取りたいな~と思っている。

とにかく絶対、また観に行きます!
この作品を観られて、本当に良かった✨

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