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突然、食事が飲み込めなくなった時の話 #2


・内科での検査


数年前、虫歯治療のために歯科医を訪れた。


歯科医「では麻酔しますねー」

忘れ者「はーい」


麻酔の注射をしてすぐ、血圧が上がり、動悸が激しくなってとても苦しく辛くなった。

その経験が過去にあり、麻酔が恐怖となったのだ。

その話はまた今度書こうと思う。


耳鼻科の先生が、内科でも診てもらってというので、かかりつけ医に行った。

そこで胃カメラを勧められたのだ。


麻酔だ。厄介な。とても厄介な。麻酔。恐ろしい子。


内科の先生に麻酔の話をして、絶対したくないとお願いした。

本当は胃カメラ検査した方がいいんだろうけど、私は拒絶した。


内科の先生「診た感じ、水は普通に飲めるし、何か他のことをしながらなら食事を飲み込めるんだよね、…精神的なものかもしれないね。」


というわけで、精神科を紹介された。


これまた数年前に、パニック障害になったときにお世話になった病院だった。


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・精神科へ


10年ぶりくらいに精神科へやってきた。

待合室は相変わらず普通に見える人たちがたくさんいた。

その中の私もそう見えているんだろうな。

普通そうで実は苦しんでる人たち。


以前の主治医はもう異動になっていていなかった。

とてもいい先生だった。

その話も後日書こう。


今回はあまりいい先生ではなかった。


精神科の先生「耳鼻科でも内科でもおかしな所がなかったんだね。」

私はお局様の話をしてみた。

パート先でのストレスが凄いと。

精神科の先生「仕事変えないの?そこじゃないとダメなの?」

私はせっかく苦労して取得した編み物の講師認定証を無駄にはしたくなかった。先生の言う通り、そこの店じゃないといけないわけではない。

だが、何故お局様ではなく、私が我慢して転職しないといけないのか、そこに疑問があるのだ。


沢山のパートさんをいじめてきたお局様ではなく

資格も取って頑張ってきた私が何故辞めないといけないのか。

とても理不尽に思えた。

その店では、編み物の講師もやり始めて、お局様からしたらおもしろくなかったと思う。上司も私に良くしてくれていた。お客様からも指名されて商品の説明や編み方などの接客もしていた私と、Googleのレビューにお局様の悪口を書くお客様が増えてきたこともあった。いろんなことが重なって、お局様は私にいじめのターゲットとしてロックオンをしたのだ。

今思い出しても、とてもクソみたいな理由。


嫉妬する暇があるなら、自分の技術を磨け。

そこで挑戦したらいいのに、なんのとりえもない人間は、人を陥れることしか考えないのだ。

そういえば前職の同僚にもそういう人がいた。

それもまた今度書こう。


・精神科での診断


お局様のいじめもあり、仕事に行くのが億劫だった。

食事が飲み込めなくなり、私の体重はガンガン落ちていった。

仕事をする体力もなくなり、休職するためにも診断書をもらうことにした。


精神科へ再び通い始めて2度めに、会社に提出する診断書が欲しいと言った。

診断書にはこう書いてあった。


心身症



心身症とは、心理社会的ストレスの影響で機能的(器質的)な障害を伴った疾患群といわれている。

精神病ではないらしく、どういう線引きかは知らないけれど、精神科の先生は「環境を変えて休みなさい」と言った。


休んで直るなら…。

というわけで、心身症という診断書を持って会社へ提出した。

上司にわけを話、3か月の休職期間をもらった。


・鬱病になった正社員の話


私が休む前にお局様からのいじめで鬱病になって辞めた社員の人がいた。

彼女は20代後半の根が真面目で、とても仕事ができる子だった。

見た感じは、おとなしそうで言うことを聞くタイプ。

お局様のようないじめっ子タイプからしたら、絶好のカモだ。


私は彼女が苦しんでいたことに気づけなかった。

気づいたのは、バックルーム(在庫置き場)で泣いていたのを見た時だ。

その回数が増え、日によってはお風呂を入っていない様子もあった。

そのあたりで私は彼女に話を聞いた。

彼女は泣きながら話してくれた。


相手はお局様だけではなく、そのとりまきも2人いたのだ。

私もその2人から、彼女と同じような態度をとられていた。


私と彼女は、絶好のカモだったのだ。


つづく

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