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たねのことを考える

土のことに興味があり、関連して種について勉強しました。youtubeチャンネル「たねの授業」を視聴しました。

講師は、カリフォルニア在住でたねの研究をされているKanaさんです。「たねをまく」「たねから育てる」「たねで命を継いでいく」ことの大切さを学びました。

特に印象的だった言葉のメモです。

種は環境に適応する
種はその土地の環境を記憶し、世代を経て適応していきます。土、微生物、気温、そのほか周辺の環境の様々なこと(もしかしたら栽培主の人間のことも?)を情報として引き継ぎ、生育によりよい状態へと適応していくそうです。

効率的な収穫のために改良された交配種は、一代でより効率的に均質に、収量を上げるために開発された種なので、できれば、固定種(Heirloom, Open-pollinated)という、代々同じ形質で命を継いできた種を選ぶのがよさそうです。


多様性を育む
動画の中で、様々な色・形の芋の写真をみました。同じ種類の芋でも多様で、並べた様子が実にカラフルで表情豊かで、生命力と美しさに満ち溢れていました。(下図メモの左下に、その美しさを表現できないと分かっていながらも、心に刻むために、描きとめました…)

野菜や果物の、均質・安定・効率を求める需要に応じて、改良種での栽培により、家庭に潤沢な野菜が届くことに感謝する一方で、植物本来が持っている、多様性という生命の根源的機能をもった本来の姿に、もっと寄り添っていきたいと思いました。まずは、自ら消費者としての意識と行動も変えていかなければならなりません。

命の循環の中に身を置く
種を撒けば芽が出ます。収穫した種から、また種を撒けば、再び芽が出ます。大地が織りなす生命の神秘、その命の循環に加われた喜びは「めでたい」という言葉に宿っています。いやあ、芽出たい。


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土のこと、種のこと、考える機会が増えました。花粉症の季節が過ぎたら、どんどん野山に繰り出していきたいです。

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