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桜の思い出

もう10年近く前のことです。
まだ独立する前、東京の会社に勤めていたときのこと。

その時は、転職先となる会社での面談の帰りでした。
3月末でした。
その会社は皇居のほど近くに位置していて、桜がとっても綺麗な公園が帰り道にありました。

あまりに綺麗だったので、その桜を携帯の写真に納めることに。
少しの間、桜の美しさを楽しんで、家に帰りました。

家に帰って、桜の余韻を楽しむために、携帯で撮影した写真をみると…
桜の枝の下に、光の具合でしょうか。
不思議なものが見えます。

色は、桜と同じ、美しいピンク色です。
何やら、龍のような…
絵画で、珠を握っている手のようなものも見えます。

ただの光の具合だったとしても、なんであっても、そのピンク色はとても綺麗で気に入っていました。

程なくして、その携帯が使えなくなってしまい、写真も移すことができずに、新しい携帯に変えました。

今、中山間の里山に暮らすようになり、知りましたが、「サクラ」の語源は、「サ」は田の神様、「クラ」は神様の座る場所という意味があり、「サクラ」は田の神様の依代となる…という説もあるそうです。

そして、お花見は、これからの実りに感謝し、神様をもてなし、一緒に楽しませていただく、というものだったとか。

美しい桜を目にするたび、あのときの美しいピンク色の姿を思い出し、ちょっとした浪漫に浸るのでした。

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