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はる、君を待つ

ずっとnoteではなく、Instagramを更新していたのですが、ここ最近文章を書きたい欲が出てきたので、

写真と文章で今の自分が思っていることを書き留めておこうと思います。


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結婚して5年。妊活2年、不妊治療2年を経験し、体外受精で子どもができて9ヶ月が経ちました。

結婚したらそのうち子どもができるだろうと思っていたけれど、そのうちなんてことはなく、つくろうと夫と協力し、病院で検査をして、仕事の合間に何度も通院し、お腹に自分で注射を打って卵子を増やし、受精させたものを子宮の中に戻さなければできませんでした。

自分より後に結婚した友人が2人目を産んだり、入籍1ヶ月で子どもができたなんてエピソードを右から左に受け流し、LINEで頻繁に届いていた出産報告に力のない「おめでとう♡」を送信しながら、毎日を生きていた私にとっては、初めてわかった時は信じられず、「そっか、子どもってできるものなんだ」と妙に冷静だったことを思い出します。

今私がこの文章を書いているのも、結果的に「できた」からであって、「できなかった」のなら、今の自分の気持ちも文章にすることばも全く違っていたはずで、私の文章を見て、「あなたはできたのだからそう言える」と卑屈になっているのだろうとも思います。


ただ、今、奇跡的にも一つの命を身籠もって守っている自分の気持ちを、綴っておきたいのです。

ようやく、「君を待つ」春がやってきたのだから。

この春のことを、いつか振り返るときがきた時に、自分が何を思うのかも知りたいのです。

少しばかり、自己満足な文章を楽しみたいと思います。

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