子どもの王様/殊能将之/講談社文庫

※注意※
この記事は私の感想なので口調や言葉遣い、あまり気を使いません。
文章も考えて打ちません。読みにくいでしょう。
そして見ている貴方の、好きなものを否定するかもしれません。
私は私のためにこれを書いているので、ごめんなさい。
それでもよろしければお暇つぶしに眺めてください。

ふうむ。
私のとても大好きなハサミ男を書いた殊能さんの本だから、と期待をし過ぎたかもしれん。
端的にジュブナイルって感じだったしそれなら麻耶雄嵩の方がずっと面白いと感じる。

別にジュブナイル専門ってわけでもないだろうし、他の作品も麻耶さんは面白かったけどもね。
ハサミ男が面白すぎたのかしらん。

▽あらすじ

主人公であるショウタは、小学生。
団地で母親と二人暮らしで、父親は既になくなっている。
母のサオリは毎日、朝早くから夕方過ぎまで働いていた。

でもショウタは別に、そこまでは寂しくなかった。
ショウタの住んでいる団地の別の号棟には学校の友達が住んでいたし、
母親が帰ってくるまでは仲の良いトモヤの家で過ごしていたからだ。

トモヤの家もショウタと同じ、母親と二人暮らし。
でもトモヤの家は母親が夜に働いているみたいだった。
トモヤは、空想の話が上手だった。

団地に住む西の魔女と東の魔女の話、
僕らの住んでいる団地の周りには実は何もなくて、からっぽだって話。
そして｢子供の王様｣の話。

子供の王様って言うのは、
ボサボサ髪で汚いジーンズ姿で、髭が生えていて。でも、子供なんだ。
ショウタはもちろんそんな話を信じなかったがある日、子供の王様を見かけてしまった…
それをトモヤに伝えるとひどく怯えて、僕を探しに来たんだ！！！とパニックになってしまう。
王様はトモヤを狙っている、どうして？自分が、なんとかしないと。

という。
ハサミ男が素晴らしいどんでんだっただけに、少し残念。
いや、つまらなくはないんだけど、別にすごくおもしろくもない。
叙述トリックと言うものというか、綺麗などんでんが好きだからこのどんでんははまらなかったというか。
このくらいの長さでこういう題材なら、麻耶さんの神様ゲームの方が面白いって感じだ。
あれは落ちがヒドイからね。

特に読了感も得ていないから何を書こう…って感じだ。
殊能さんの長編は他にも何冊か、あるけどなんちゃら日曜日は読める気がしない。
私はばかだからね。小難しすぎる本は読めない。悲しい。

ハサミ男を読んで、もっと読みたいと思ったのにたしか初めて読んだ時には既に殊能さんは亡くなっていた。すごく残念。
彼女は～の浦賀さんも亡くなってしまった。あの人の女の子の心理みたいな書き方は、とても好きだった。
中身がからっぽだと思っている女の人、女の子はああいう感じなのだろうとすごく、共感する。
この闇と光の服部さんもとても好きな方。見た時には亡くなっていたけれど…
もういつ綾辻さんがいっちゃうかすごいひやひやしてる(笑)

ついったーとか見ていると、いい意味で銭タヌキ感があるのでまだまだいなくならないでほしいなーって思っている。てかいなくならないよなーに近いね。

殊能さんは結構な、若い年齢で行ってしまったと思っているが。
５０手前って、早いよね。
若くして死ぬ、死にたくて死んだわけではなさそうって言うのはどういう気持ちなのだろう。
それとも、死にたくなったのだろうか。
ちょっと調べたらお兄さんと死去が近いのね。
若い割に、あまり作品を出していなかったから元々病気だったのかしら。
お兄さんの事も、別に本当ではないのかしら。

なんて事を考えたり。

私は、あまり、生きていたくないタイプの人間なのだけど。
寿命をあげられるとなったらあげるのかしら。
早くに亡くなった作家さんや、惜しいなと感じる方を見たり読んだりするといつもそう考える。
生きている側だからそう考えるだけなのかしら。


そうしたら、この寿命をあげたいという感情はただの同情なのだろうか。

とか。
書くことがあまりないので暗いようなことを書いてみる。


よく女の子同士で私の身長あげるよ〜なんて会話をしているが、
それと同じレベルで寿命はあげてもいいななんて思う。
私より先に死んでほしくない人はたくさんいるけれど、私はいつだっていい。
苦しくない方が嬉しいけど笑

残されて、また生きることが辛くなるよりは残す側でいたいよね。
更に辛くなってどん底からでもポジティブに！なんて思える人間では絶対的にない笑

逆にポジティブな人なんか嫉妬心で嫌いだもの

夢の可視化もいつか、そのうち、できそうだし寿命をあげるなんてこともできないのかしら
ものすごく倫理に反しているような気もするけど、
安楽死とものは変わらないと思うのよね
死にたい人と生きたい人っていうのは、多分半々だと思うし
そこのギブアンドテイクがうまく回れば人類って絶滅しないんじゃないかしら

今のように生きとし生けるもの全てに人権と義務をなんてやっているなら
そのうち国も何もかもなくなるんじゃないかしら


とか思っている。

書くことがないと自由に書きすぎてしまう！
私のこれは暗いのかしら？ドライなのかしら？

わからないね！


はとりんついったー