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杜賀 季
2022年1月31日 22:03
忘れましたか たまゆらの日々 温泉地 上流にかかる太鼓橋 その上で 僕らは皆目を瞑り優しい陽を浴びました 可憐な微笑み 微風と往来の会話朗らかで 川の流れもしおらしく 私の心は和むばかり 河原の砂利の音 水切りと靴にかかった無邪気な雫 小さな蕾が川に落ち川は些か垢抜けた 少女みたいな野良猫に僕らは愛想尽かされて 善の笑顔が溢れたな思わせぶりなあの態度 彼の娘と同