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素人が演劇に出演しちゃった件

5月26日、素人なのに、しかも、2月にアキレス腱断裂してリハビリ中なのに、約300席もあるホールで、1曲歌って、演劇に出演しちゃったwasaviです🎶

本番前日のてんやわんやはこちらです

そして、ここからは本番当日のてんやわんやを書いておきたいと思います🤗

北沢タウンホールに午前9時30分集合!

前日夜のお稽古で、家について眠りについたのは当日の夜中だった
翌朝、足のケガのため、本数の少ないバスを利用、電車を乗り継ぎ行く

待ち合わせのロビーにて、演劇メンバーはそれぞれもう衣装を着ている人も多くて、いよいよ本番なんだなぁという感じ

立派なホール、そして、楽屋にテンションがあがる!

楽屋があって、そちらにいったん荷物をおいて、ステージで最終の本番前のお稽古です

この演劇の企画をとりまとめてくれたJさんによる粋な計らいあり!メンバーそれぞれの名前「〜様」と書かれた紙が、椅子の前の鏡にはられていました🤗
本当に出演者みたい!(いや、本当に出演するけど!)

本番直前でさらにシーンが加わる?!

演出家の先生によって、大枠の確認

出る順番、上手から出るか、下手から出るか、シーンの順番、椅子の配置、椅子を準備する人、片付ける人など、当日に実は覚えなきゃいけないことたくさん追加される💦

わたしは冒頭のシーンに出る、「会場のみんなに牛を売りに来ました」的なご挨拶風にしたら、そうではなく単にふらっと一人で牛を売りに来た体で、と指導された

あと、前日のお稽古で決まった、最後のシーンで牛を売る演者のシーンを確認
ここでは、冒頭と異なり、自分の性格を牛に投影させて牛を売るというひとひねりあり

シーンの確認のみで、ひとりひとりの語るところは省略

昨日シーンが組みたったばかり、しかも、最終シーンの前に、ひとつシーンが加わりました(シーン名は「落穂拾い」)
これは入るだろうなぁと思っていたのに使わないんだぁと前日のお稽古で全員思っていたに違いない
わたしはこのシーン、お稽古でやっていなかったので、まさに、本番数時間前に話す内容を考えなきゃいけない(ひとことですが)
しかも、牛を売る順番に話すということで、1番に話すこととなったのでした
案の定、うまく言葉が出なかったので、本番前の休憩時間に考えなくちゃ💦

この時点で、けっこうたいそうなパニック具合ですよ?😁

そのあと、いわゆるゲネプロを行うも、完璧とはほど遠い内容のような気もするし、数回のお稽古でここまでできるのは、まぁいいような気もした

休憩時間に考えなくちゃいけないのは…
・冒頭の牛を売る際の言葉
・自分が女性でよかったこと、損したことを語るところの言葉
・自分の大切な思い出を体言止めでひとこと
・最終の牛を売る際の言葉(自分の性格を牛に投影させる形)

その他注意事項
・全員で言う言葉(冒頭の牛売りと最終前の落ち穂拾い、最終の牛売り)
・言葉をどの時点でいうかのタイミング

実は演劇の前に歌も歌うってよ!

こちらも一回だけ練習することができました(歌詞が一箇所とんでしまったが)
練習のとき、お客さんが手違いで入ってきてしまって超あせりつつ、演劇のドタバタもあり、かえってなんくるないさー状態になる

本番前の休憩もなんだか落ち着かず

楽屋にもどって、みんなでお昼ご飯
差し入れにいただいたおにぎりやらパンやらお菓子やら飲み物やら、おいしくいただく

演出家の先生が最終の確認にいらっしゃたり
台詞がきまった演劇じゃないから、みんながみんなけっこう緊張していたんじゃないかなぁ
少なくとも、わたしはもう、ちょっと無理・・・になってきた😅
でもなんとかなるかなぁと開き直りつつあったのでした

とりあえず、だいたい何を話すかは頭の中で確認しつつ、歌も気になる・・・

開演から歌、演劇までの流れ

開演、司会のUさん(演劇メンバー)の見事な司会ぶりでスタート!
プロなん?的なうまさでした!

そんなUさんに紹介され、しょっぱな歌がはじまる
紹介された後、曲がかかり、ステージにでていきます
Jさんと私でコンビを組んで歌ったのは「涙そうそう」
練習ではちょっと間違えちゃったけど、本番では歌詞はOKでした
自分的にはちょっとサビで声の伸びが悪くなってしまったのが悔やまれる
やっぱり緊張していたんだな
ともあれ、ここ3週間の練習の成果は出せたと思います
頑張れば、なにごともよい経験になる

次に、Kさんによるバイオリン2曲
お忙しい中来てくださって、なんとノーリハーサル
とっても迫力ある、引き込まれる音色でした!!

そして演劇へ

ついに、演劇へ!
まず、演劇の発表をすることとなった流れを話して、演出家の先生のご挨拶
ここで、ちょっとテーマについて話してくださいました
「女賢しくて、牛売り損ねる」を知っている人いますか?
知っている人はほとんどいなかったようですが、女の賢さとか、牛がでてくる?みたいなことは劇の前にお客さんの頭にインプットされた模様です

ここからは、シーンごとに、とくに各演者の語り場面にフォーカスして記録を残します

冒頭シーン(牛、いりませんか)

「牛をペットとして買いませんか? とってもかわいいですよ、200万のところ今なら150万で・・・」
「この牛ね、・・・・」
1〜3人は一人で話す、4人めからはどんどんでてきて全員がそれぞれ話す
「どなたか、いりませんか? 牛、いりませんか?」

シーン1 筍

筍が人間に掘り出されてる謎のシーン?!
掘り出されたとき、ぽんっと言って、女性として生まれ、いろんな役割を手に入れ女性として充実していることを語る筍に扮したMさん

シーン2 二股

女ー男ー女の三角関係の図で舞台にならぶ3人
まずは、女性でよかったことをキラキラ語る女子会大好きTさん
続いて、二股が明らかになり、真ん中で引張あいこにあい、男役を演じながらも、女性性について語り、女性でよかったことについて熱く語り尽くすSさん、自己開示が光る

シーン3 オーディション

3人の応募者が、オーディションに臨む
三者三様に踊りだす候補者、勝ち残ったCさんが勝利に酔い、踊りながら女性はおしゃれができて楽しい、女性として優遇されるところはそれを武器としていきたいと語るも、突然足をケガするハプニング
足をケガしたCさんに変わり選ばれたSさん、地方や会社での男女格差について思うところをゆうゆうと踊りながら語り尽くす様は優雅

シーン4 競馬レース

4頭でレースがされているのに、先を競い激しくぶつかり合うのは3頭、その中で、先頭に乗り出して、会社での女性の働き方について後輩に道を開くべく戦った武勇伝を語るUさんの熱さは半端ない、柏熱のレースが繰り広げられる中、勝者は最後にスタートしたPさん、ここで自由な働き方ができて、ママ友と朝カフェできる幸せを晴れやかに語る

シーン4 オフィス

オフィスに来客がきた、暇な男性社員は、忙しい女性社員になんやかんや応対をさせつづけ、客も男性社員を呼んでこいとイライラ
しかたなく、赴く男性社員役の私は、女性は男性でフィジカルでは敵わない点が悔しいが、女子は少年漫画も少女漫画も読みやすくて女性の自由なイメージはいいと思う点を語り座る
引き続き、女性社員役Jさんが、女性はワンピースを着たりおしゃれができて楽しいと語り、シーンの最後の場面で、男性客と男性社員に向かってひとこと「女性でよかった!」としたり顔となる

シーン5 セクハラ

女性が3人の男性と飲み会で話している、男性3人は女性にセクハラの仕放題!そんな中、たばこをくゆらせながら男性役のHさんが「生まれ変わったら絶対男に生まれたい」と目を輝かせる。男性のカラッとした友情への憧れ、女性では味わえないだろう開放感に思いを馳せ、熱弁をふるう
セクハラを受け続け、堪忍袋の尾がきれ、頭の中でブチギレた女性役のGさんが語るのは、男社会ってたいへん、でも女性がニコッとすると機嫌よく接してくれる男性の単純さを指摘し、今後は女性しかできないことに目を向けたいと前向きに語るのであった

シーン6 落穂拾い

落ち穂を拾いながら、各々大切なものを思い、声に出す
「わたしは拾う。大切なもの、拾う」
(わたしは、ここで、「楽しみだった小学校給食の冷凍みかん」といった🍊)
全員が言い終わったら、しばらく、それぞれ重ねて声に出しつつ、舞台からはけていく

ラストシーン(私、いりませんか)

「この牛、〇〇年生まれ、家族構成は〜」など、牛を説明する際、自分の説明をする
1〜3人が、牛紹介(自己紹介)した後、次々と自分の牛を売り込みだす
そして、ラストは・・・
「どなたか、いりませんか? 私、いりませんか?」

そして、次の村をめざすーーー

締めのメンバー紹介

ひとりひとり名前を呼ばれて、ステージ中央で踊ったりフリをしたりでご挨拶
最後は演出家の先生を迎えて横一列に並び、お客様にご挨拶してフィナーレ

これにて閉幕

演劇が終わっての感想

たくさんのありがとう

演出家の先生はじめ、取りまとめJさん、司会Uさん、メンバーのみなさん、そして、裏方をサポートしてくださったたくさんのスタッフのみなさん、物販販売をされていたみなさん、そして、忙しい中、時間をつくって観に駆けつけてくださったお客様

すべてのみなさまに大大大感謝なり!!!

何を得たかった?何を得た?何を得たい?

得られたものを考えると、
・新しいことに挑戦するワクワク感
・本番どうなるんだろう?というハラハラ感
・なんやかんややりきったというほっとした感じ

もともと、演劇ってなんだかおもしろそうではじめたので、何を得たかったか、すなわちゴール設定があやふやだったことを今になって思う
お稽古においては、渡す、受け取るをしっかりするというのがすべて、と習っていたので、それを舞台上でする、ができたらいいな、と思うようになったから、これが途中からのゴール設定だったのかもしれません

ただ、舞台で、演技ではなく、普段話すように、リアリティをもって話す、については、なんだかうまくいかなかったような気がする
もっと、生きた話し方ができたんじゃないか
ちょっと納得いかない自己評価です
これは今後の課題です

次があるなら、ゴール設定は、
・舞台上も普段と同じリアリティで話す
・演者どうしで、渡した、受け取ったの安心感あるコミュニケーションを繰り広げる

以上、たいへん長文になってしまいました
ここまで、お読みくださりありがとうございます!!

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