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学びのサードプレイスの可能性

久々のnote投稿です。
以前の記事にも書きましたが、私の現在の業務内容は、教育関係の「研究」です。現在も論文や報告書などの執筆作業に追われていますが、なかなか自宅のデスクや職場のデスクでは仕事が捗りません。

そんなときによく活用するのが、ファミリーレストラン(以下、ファミレス)ですが、最近のファミレスは電源プラグが全席に提供されているところも多く、PCを開いて作業をするには、とても良い環境です。
ノイズキャンセリング機能のついたイヤホンをしていれば、完全に別世界にワープでき、自宅では動かなかったてと頭がフル回転して、作業効率も上がっていきます。

私のように自宅や職場以外で作業をする人のことを「ノマドワーク」と言うようですね。そして第三の作業場ということで、このようにファミレスやカフェのことを「サードプレイス」とも言うようです。おもしろいと思ったのは、「サードプレイス」に関する研究論文も多くあり、思った以上に、ノマドワーカーがいるのだと感しました。

ふりかえってみれば、私が大学生のときも、資格取得や就職試験に向けて勉強をしていたときも、ファミレスでやることが多かったような気がします。500円のモーニングを食べながら、授業までのぎりぎりの時間をファミレスですごし、「500円分の勉強をした実感」を得られるまで、力を尽くしました。

実は、この「サードプレイス」が教育研究の余地があるジャンルだと感じています。
大学生であれば、行動範囲も広がり、金銭的にも余裕があるので、このようなサードプレイスでの勉強は現実的ですし、高校生もよくファミレスで勉強をしている姿を見かけます。

ただ、行動範囲が狭く、金銭的に余裕のない小中学生の中にも、自宅で勉強が捗らずもがいている人もいるのではないか・・・と考えるようになってきました。

最近の「学習塾」では、通常授業とセットで自習室を自由に活用できるところも多いようです。ここで勉強することもある種の「サードプレイス」ですが、主体的に机に向かう姿とはちょっと違うのかな・・・と感じてしまいました。

学校の放課後の空き教室を使ったり、近くの公民館の一室を開放するのも一つの手段なのか・・・と考えましたが、「行きたくなるサードプレイス」かと言われたら少し違うような気がします。

私が、ファミレスでのノマドワークが一つの楽しみであるように、小中学生にとっても、行くことが楽しくなるような、勉強したくなるような「サードプレイス」があって、親も安心して行かせることができるような空間が実現できたら、学びのパフォーマンスが高まる子供は何人いるのだろう。

まだ青写真ですが、本業と並行して、理想の「サードプレイス」について追究していこうと思います。


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