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スーパーの品出しは機械じゃなくて、人間がやるべきだと思う。

高校生というと、バイトをやる人は多いと思います。

自分も2019年の冬、高3で授業も一通り終わってからバイトをやりました。

(付属校で受験もなかったため、勉強も2学期で実質終了でした)

場所は家からダッシュで30秒くらいのスーパーで、期間は冬休みの2週間くらいの短期バイトでした。

初めてのバイトということもあり、様子見と言う意味でもちょうど良いバイトだったと思います。

初めて「仕事」というものを知ったとき

バイト初日は、やっと社会貢献できるというワクワクが大きかったです。

自分はメンタルが弱く何事にも緊張しやすいタイプなので、正直、何でワクワクしていたのかは分かりませんでした。

実際にやったのは野菜コーナーの品出し。

店頭で品薄になった商品をバックヤードから持ってくるという、地道な作業でした。

まだ「働く」ということを知らなかったクソガキがそこで真っ先に感じたのは

こんなことを何で人がやってるの?

ということでした。

物を運んできて並べるだけの作業。

思考停止で店頭とバックヤードの往復。

なぜ頭を使わないことをAIに任せないんだという疑問しかありませんでした。

自分にしかできない仕事をしたい。

それがこうしてnoteを書いていく最も大きな原動力でもありました。

スーパーの店員は頭を使う仕事

1年以上たち、考えが変わりました。

例えスーパーの品出しであっても自分の行動次第で「頭を使う」ことにも「自分にしかできない」ことにもなり得たのだ

と。

というのも仕事をしているのは人間であり、頭を使うか判断するのもまた、人間だからです。

工事現場の交通整理のおじちゃんの話

自分の家の近所では1年くらい前から、家の建設工事をやっています。

自分はゴミ捨てでよく現場の前を通るのですが、通ったときには交通整理のおじちゃんが必ず挨拶をしてくれます。

しかし毎回「おはようございます。」しか言っていませんでした。

自分は

こんなもの、もはや機械でしかない

と思っていました。

何か月もこんな建前のような挨拶をするのは疲ます。

しかし12月になって「おはようございます。」が「おはよう。今日も寒いね。」に変わったのです。

なぜか、嬉しかったのを今でも覚えています。

何か月も接してきたけれど、初めて人と人の関わりを感じれたという感覚でした。

人と人との関わり

スーパーの品出しでも、同じことができたと思います。

常連客に挨拶をしてもらえるようになる。
気の利いた接客ができるようになる。
信頼されて気楽に話しかけてもらえるようになる。などなど

こういったことは頭を使わなければできません。

そう思うと、むしろ全ての仕事が機械化されてしまう方が良くないことなのではないかとすら思えてきました。

2週間という短期間で仕事の全てを知ろうとしていた自分が甘かったと思っています。

#はたらくってなんだろう

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