ネットで手に入るお土産を買うたった一つの意味
5年前から自分は、お土産には価値がなくなってきていると感じていました。
ネットショッピングが浸透してきているからです。
特に2020年は自粛期間をきっかけにAmazonや楽天などを使う頻度も増えたのではないでしょうか?
大体のものはAmazonの在庫にあるため、わざわざ旅行へ行かなくても自宅にいながら手に入ります(とは言えAmazonには置いていないような個性的なものもたくさんあります。)。
はじめに
なぜ5年前という数字を出したのかというと、当時の自分は「お土産そのもの」が大事だと考えていたからです。
5年前の自分は中3でした。
中3と言えば修学旅行。首都圏の学校だと京都や奈良へ行くところが多いのではないでしょうか?
ちなみに自分の中学は沖縄でした。
他の学校とは違って少しだけ遠くへ行けるんだ。
そんな特別感がありました。少し張り切っていた自分は親戚や部活メンバー以外にも、塾の先生にお土産を買っていくことにしました。
言葉以外のコミュニケーションツール
実は塾の先生にお土産を買おうと思った理由はもう1つあります。シンプルに先生と仲が良かったからです。
国語の先生には授業中、先生が作った古文単語の語呂合わせを自分だけに答えさせるという"お約束"を毎回されていました。(もちろん自分も周りも楽しんでいました)
英語の先生とは、どこか気が合いました。(過去に記事として書きました。)
数学の先生には最もお世話になりました。国英の偏差値は60以上あったにも関わらず数学だけ偏差値が50を切っていたからです。(後に数学の偏差値が70くらいになり、英語の偏差値が50を切りますw)
とは言え年の離れた人にどのようなことを話題にしたら良いか分からなかったため、これを機にお土産で日ごろの感謝を伝えたいと思ったのでした。
どこにでもあるものを買って、意味があるのか?
沖縄には国際通りという有名な繁華街があり、お土産を買う自由時間もそこで過ごしました。
沖縄への修学旅行だったため沖縄でしか買えないものをお土産にしたい
中学生なりにもそう考えた自分は、紅芋タルトをお土産にすることにしました(↓と全く同じものです。)。
しかし沖縄とは言えお土産店で買えるもの。これを見れば分かる通り、Amazonで探せばすぐに買えるような物だったのです。
自分がそれに気づいたのは、修学旅行から帰宅して1週間後でした。近所のショッピングモールに行ったとき、とある沖縄関連の商品を売っている店で山積みにされていました。
お土産を買って割と間もないタイミングだっただけ、自分が買ってきた意味がなかったのかと、少し空しい気持ちになりました。
お土産は買うことに意味がある
しかしAmazonで買うのと人からお土産としてもらうのとでは1つ大きな違いがあります。そこにストーリーがあるかということです。
修学旅行が楽しかったんだ
なけなしのお金でお土産を買ったんだ
あわよくば日ごろの感謝も伝えたい
こんな思いが自分にはあったのです。
当時の先生たちは「このお土産、わざわざ沖縄に行かなくても買えるだろ」とは思っていたと思います。
それでも普段はあまり発言しない自分がお土産を渡したことで、日ごろの感謝を伝えることはできたのではないかと思います。
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