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還暦迎えた現役の国際機関広報マネージャー。地方の新聞記者を皮切りにアメリカやカンボジアの新聞を渡り歩き、国際機関の広報官に転身後もリベリア、ラオスなどフィールドで働いてきた。最後は日本でご奉公。退職を前にこれまでの経験とスキルを棚卸し第2の人生に向け、気ままに発信して行く。

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還暦迎えた現役の国際機関広報マネージャー。地方の新聞記者を皮切りにアメリカやカンボジアの新聞を渡り歩き、国際機関の広報官に転身後もリベリア、ラオスなどフィールドで働いてきた。最後は日本でご奉公。退職を前にこれまでの経験とスキルを棚卸し第2の人生に向け、気ままに発信して行く。

最近の記事

カラダの変化に向きあう

コミュおばさんのシニア起業奮闘記 #005 あっという間に9月も終わってしまった。8月後半に神戸から帰京後、ここ1ヶ月余り、予期せぬ体調不良に見舞われた。通勤時の突然の胸痛に始まり、熱中症による救急搬送、そして長引く下痢と内視鏡によるポリープ除去。どれも大事に至らず、しばらく休息すれば楽になったのだけれど、こう立て続けに起これば、気にもなるし滅入ってくる。第一、体がしんどいし、そのうえ仕事もイベントやプロジェクト続きで休まる暇がない。 それなのに、少し元気になると、すぐに

    • 新たな出会いと始まりの予感

      コミュおばさんのシニア起業奮闘記 #004 神戸でのリモートワークも昨日で終わり。今夜には東京に戻る。お盆を挟んでの3週間は、あっという間に過ぎ去った。ワクワクする出会いと始まりの余韻を残して。 コミュニティ・サポートセンター神戸の名物理事長は想像していたよりはるかにエネルギッシュな人だった。御年78歳。Big Issue Japan を運営する知人を通してお会いしたのだが、こちらが退職後の夢をあれこれかいつまんでお話しすると、「いろいろ、やれることはありそうね!」とにっ

      • 生きた証を刻む。映画「あんのこと」

        気まぐれ時評 #001 映画「あんのこと」を観た。前々から気になっていた実話に基づく映画だ。幼いころから壮絶な人生を背負ってきた少女あん。一人の刑事との出会いで自分を、そして他人を「信じること」を覚えた矢先に、コロナ禍に飲み込まれ、仕事も居場所も奪われる。再び人生を狂わされたあんの前から、ようやく灯った希望の光がまた閉ざされてしまうのだ。 なんという切ない終わりなのか。劇場にいた2時間、心が疼きっぱなしだった。「あなたは何も悪くない」と何度、心の中で叫んだことだろう。社会

        • 退路を断つ。あとは成るように成れ!

          コミュおばさんのシニア起業奮闘記 #003 休み明けの7月16日、意を決したように所長室へ向かう。「例の進退についてですが」と切り出すと、待ってましたとばかりに応接セットに促す。 「決めました。今年いっぱいで退職します。」 一年前から契約更新する意思なしと小出しにしてきたのもあって、驚きよりもやっと決めてくれた、という安堵の色が濃厚の上司。 「では、早速、後任探しを始めますね。」 なるほど、職場のスムーズな業務遂行が最優先なのか。採用にはそれなりに時間もかかるから、

          ひらきめに感謝!

          コミュおばさんのシニア起業奮闘記 #002 ハワイ出発の朝、アメリカ大統領選のニュースを見ていた元ホストファーザーが「いいことを思いついた」と叫んだ。「ストラテジストっていうのは、どうだい? ジャーナリスト・ストラテジストとか、君がやろうとしていることをうまく表しているんじゃないかい?」 ニュースでは「ポリティカル・ストラテジスト(政治戦略家)」なる者が出てきて、バイデンやトランプの大統領選キャンペーンについてうんちくを垂れている。トランプが銃弾に狙われる前日のことだ。

          ひらきめに感謝!

          ハワイで人生のギアチェンジ

          はじめましてにかえて、これまでのキャリアを振り返る 今、ハワイにいる。青い海とトロピカルな木々に囲まれたテラスで、パソコンに向き合っている。ああ、なんていう贅沢な時間。でもあと数日で「年内で退職するかどうか」を決断しなければならず、心が重い。ああ、どうしよう。   思えば30年前、日本を飛び出し最初に住んだのが、ここハワイだった。高級リゾート地を夢見たわけでもフラダンスなどハワイアン・カルチャーにのめり込んだからでもない。単にJAIMSという学校に通うためだった。   当時

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