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想像力のふくらむまち、山口県岩国市

こんにちは、チセです。住み放題サービスのADDressを使って旅をしています。現在、福岡にある祖父の家を目指して西へ西へ移動中。先日は、山口県にある岩国A邸に滞在していました。

木造橋「錦帯橋」のある城下町

岩国といえば、錦帯橋(きんたいきょう)です。といいつつも、わたしも滞在することになって周辺を調べ、初めて知ったのですが……

見応えのある、5連の木造橋。釘などはひとつも使われてないとか…

ずっと眺めていられるような清流にかかる木造の橋。川には昔ながらの船頭さんがいる渡し船スタイルの遊覧船。河原で足を浸けて遊ぶこどもたち。のどかでよき風景です。

橋のすぐそばにホテルがあるんだけど、そこの温泉を日帰りで利用できるそう。橋を渡ると山城岩国城までいけるロープウェイにも乗れるし、お土産センター的な場所の2階は橋を眺められるカフェがある。気合は必要なく、ふらふらできる観光地の雰囲気が落ち着く。

姫路〜博多間はのぞみが時速300kmになるそう。
のぞみ通過慣れした静岡県民がビビるくらい速い。

滞在先の最寄り駅はまちなかの岩国駅ではなく、こだましか止まらない新岩国。静岡県民なのでとっても親近感が湧く。

珍百景の街、岩国

錦帯橋はもちろん素敵なのだが、散歩すればするほど「?????」となる光景や田舎の観光地らしい寂れた風景に出会えて面白かった。

新幹線開通の喜びを感じる清流新岩国駅

入ったらタイムリープしそう

清流新岩国駅は、新幹線から乗り換えできる清流錦川鉄道の駅。怖いよ。入れん。待合室なのに。
もとは御庄(みしょう)駅という名前だったそう。名前やホームから、新幹線が停まる駅となった喜びを感じる。もう寂れまくってるけど。

清流錦川線は1時間半に1本しか来ないローカル線で、ワンマン運行。駅に券売機はなく、バスと同じスタイルで車内で整理券とお金を支払う。ICカードは使えません。

初めて出会えたラーメンの自動販売機🍜

仲よくしてネ

清流錦川線川西駅から歩いて10分ほどの場所にある。じつは先程の清流錦川線の電車を1本逃してしまい、次の電車まで1時間もあったので困り果てて散歩していたら見つけた。

「鉄明館」という場所。なんか田舎運転してたら道沿いにあるよね、さっと車横付けできて、お弁当とか飲み物とか果物とか買えるとこ。

チャーシュー麺¥400のボタンを押してみた

こういうの、もうレトロをわざと集めているところにしかないのではないの?!メンテナンスがたいへんで絶滅危惧種だと聞いていたけれど?!その取り出し口から本当にラーメン出せる??などと思いつつ、トライしてみました。両替機も置いてくれているので小銭なくてもなんとかなるよ。

意外とちゃんとしてた

30秒カウントダウンが始まり、ちゃんと肉、卵、もやしも入ったラーメンがでてきた。すごい。肉わりとおいしくて、もやしはシャキシャキ。麺は虚無の味。このチープさがたまらないです。

コナン映画の舞台になる素質がある

「新岩国駅はのぞみが最速で通過するらしい」と聞いた時「ふむ、コナン映画で要所となりそうな場所だな」と思った(緋色の弾丸を見てくれや)。

新岩国駅から歩いて5分もないところには「村重酒造」という酒屋さんがあって、意味不明なサイズの杉玉がある。

ボール発射ベルトが弾切れで「やべえ!」となったときに使うと思う。

そして、錦川まで散歩すると途中で千切れた橋がある。

服部平次が超絶バイクテクで渡ると思う。

読めたぞこの事件(?)。

もうひとつの橋スポット「沈下橋」

地元の人おすすめの楽しみ方は
「夕暮れ時に缶ビール持って腰掛けるのよ」
だそう(いいな〜)。

錦帯橋もいいのだけれど、錦川にかかる橋はみんないい。ほんとに。清流新岩国駅から一駅、30分くらい里山歩きをすると、映画「竜とそばかすの姫」に出てきたような沈下橋が見られる。(モデルの土地ではありません)

トトロに会えそうな里山を抜ける

橋まではしっかり整備された車道なので、スニーカーであれば服装は何でも大丈夫だと思う。おさるさんと鉢合わせしかけたので、なにか音の鳴るものを持っていくか、複数人で行くとよい。

道中は山と民家と畑。
気持ちの良い風景が続く。

沈下橋は名前のとおり、大雨のときには沈んで渡れなくなる。流れてきたものが引っかからないように、ああいう欄干のない作りになっているらしい。

最寄り駅は、守内かさ神駅。片道は散歩で行って、片道は電車で帰る、とかがいいかも。駅名にもなっている「かさ神神社」も近くにある。

さて、そろそろ次のまちへ。

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