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陸つづきの北欧「ムーミンバレーパーク」へ、ちょっとお散歩。

散歩、という言葉の範囲がずいぶん広くなってしまった。

家や宿の周りを歩くことを散歩と呼んでいたけれど、車に乗ったって、電車で遠くに連れて行ってもらったって、その地で歩きまわれば「散歩」だと思えてきたから。

辞書には、散歩とは「気晴らしや健康のために、ぶらぶら歩くこと」とある。であるならば、大きな目的のない外出は、散歩と呼んでよさそうかしら。

母に誘われて、ムーミンバレーパークへ行くことになった。何があるかとか、何時オープンだとか調べる親子ではないので、適当に出発する。もしも閉まってたら、そのときはそのとき。

というわけで、車で2時間半の散歩へ出かけた。

ムーミンのキャラクターが描かれたパークの地図

雑木林に囲まれた湖沿いの遊歩道に、ムーミンバレーパークはある。たぶん、北欧ってこんな感じなのかなあと思えるくらい、静かで、のびのびしていて、いい雰囲気だった。

湖のそばに芝生とたくさんのイスが置いてある。本だけ持っていって、そこらへんのイスに腰掛けてコーヒーとシナモンロールを食べるだけでも幸せになれそう。シナモンロールも、もちろん食べられる。

生地はさっくり、
スパイスたっぷり。

ムーミンバレーパークは、そんな素敵な空間のさらに奥にある。すでに幸福度が高いので行かなくてもいいのでは?と思うくらいだけれど、中も楽しかった。

ムーミンパパの作った水浴び小屋

じつは、ムーミンの本を読んだことはあまりない。「あまり」というのは、ちょびっと読んで辞めてしまった過去があるから。

本のタイトルは忘れてしまったのだけれど、ムーミンが帽子のような何かを被ると、姿が変わってしまい、谷のみんながムーミンのことを認識できなくなってしまうという話だった。

当時わたしは小学生で、ムーミンは可愛いおとぎ話だと思っていたので、あまりにも怖い設定に読むのをやめてしまった。それから、ムーミンを読んだことはない。

スノークのお嬢さんのお部屋

ムーミンバレーパークには、物語に沿った建物たちが本当に存在していて、中を見ることができる。物語を知らないわたしでも、そのかわいらしい世界観に入り込めるのが楽しかった。

スナフキンとムーミンが中にいるテントを覗き見

ムーミングッズも可愛くて選ぶの迷いまくったので、お小遣いは多めがおすすめです。

この世の全てを恨んでそうでカワイイ

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