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紅葉シーズンの京都事情と、冬に備えて買ったダウンについて

横着してワイヤレスイヤホンをケースにしまわずに直接ポケットに入れると、中で転がってどんぐりみたいだなと思う。すっかり紅葉が始まった。

紅葉シーズンの京都の混雑ぶりには「すごい」の一言だ。河原町周辺の人出は控えめになった気がするが、その分紅葉スポット行きのバスや電車がとんでもなく混んでいる。休日は目当ての電車に乗れなかったり、バスの混雑がつらくて途中で降りてしまったりした。この前なんか、叡山電車のホームが入場規制になっていた。4月に越してきて、初めての出来事だ。

紅葉スポットはシーズン問わず観光客に人気な場所もあるけれど、ふだんは密やかに人気を集める程度でとどまっている山の方のエリアにも、どっと人が押し寄せている感じがする。自分の住まいは京都市といっても山の方なので、普段は観光客の気配を感じないが、最近は最寄りに公共交通機関に乗り込む客が倍増しているように感じる。

肝心の自分はまだ紅葉スポットらしい場所には行ってないが、普段の散歩の景色で満足している節もある。案外、桜の葉の色づき方が鮮やかで好きだ。

さて、京都といえば盆地で、これから極寒の冬が待っている。アウターを新調したので、この場を借りて自慢したい。すごくかわいいショート丈のダウンだ。

無印の男物なのだが、お尻の方の丈が長くて、着た時に野暮ったくならない。水を弾きそうなハリのある生地で、体型を拾わず、ダウンのモコモコした感じがシルエットには響かず、スタイリッシュに着れる。オーバーサイズで無骨に着る感じもかっこいい。なにより、高いアウトドアストアで奮発して買うしかないと思っていた風を通さなそうなダウンが1万円以内で買えた喜び。

このダウンだけでなんとなくスタイルが決まるので、ボトムスが適当でいいのも助かる。もこもこのほぼルームウェアを着てコンビニに行っても、みずぼらしさがない。

ダウンはモコモコしたシルエットが丸さを強調させるのでなかなか選んでこなかったが、「これなら自分でも着れる」というダウンに出合えて嬉しい。それにしても、ダウンがこんなに毛布のような温かさをもつ安心感のあるアウターだったとは知らなかった。

京都では市内でも雪が積もる様子をSNSで見かける。故郷の静岡でも、長く住んだ大阪にも、雪なんてなかなか積もらない。冷たい空気の中の美しい景色を心待ちにしている。

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