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食べたい気持ちを見つめ直す

食べたい、という気持ちが強い。

私は食べることが大好きな人間だ。「なんでもおいしくいただきます!」タイプではなく、明確に食べたいものがあるときのほうが多い。「今日は夕食にグラタンが食べたい。何があっても。」みたいな。

生きるために必須な食事に対して、積極的な感情があるのは幸せなことだ。でも、困っていることもある。
食べたい気持ちに、胃の状況は考慮されないのだ。

そんなにお腹がすいていなくても、食べたい味が出てくる。でも、食べると満腹すぎてつらくなることが容易に想像できる。でも、食べたいなあ……という葛藤を抱くことが多い。

どこまでも強欲に「代謝がもっと高ければなあ!」とも思うし、食べたい気持ちに対して「このバグみたいな感情治らないかなあ!」とも思う。ダイエットの葛藤とは全く違って、お腹が空いているわけじゃないのが厄介。

毎回食べたい気持ちに従ってしまうと、胃には負担だし、大抵栄養が偏ってるし、お金もかかるしで、不都合が多い。食べたときの満足感よりも、その後に胃の負担を感じる時間のほうが長かったりもする。

しかし人間は後悔を繰り返しながら学ぶもの。最近、やっと冷静に見つめられるようになってきた。「食べたい、を無視しても、とくに不都合は生まれないのでは?」と思い至った。

食べたい気持ちを無視しても、「食べたかったなあ……」と枕を濡らしながら寝る日なんて1日たりともない。ぜったいに従わないといけない感情だと思いこんでいたけど、食べたい気持ち君のほうは、案外ドライなのだ。「今だめなの?じゃあまた今度頼むわ」みたいな。

といいつつ、食べることで楽しみを得ているときも多々あるので、不都合な食べたい気持ちに対していつも冷静な対応ができるわけではないですが……。辞めてみても案外大丈夫なことってあるものだなあと、暮らしを見つめ直すヒントをまたひとつ養うことができました。

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