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In Search of “Contact” エンリケ・バリオス

In Search of “Contact” エンリケ・バリオス

『アミ 小さな宇宙人』シリーズで日本でも有名な作家エンリケ・バリオスについては過去記事でも度々取り上げてきたが、彼の公式HPに新作小説の一部がアップロードされていた。

彼は『アミ』シリーズを含む過去の作品をすべて絶版にしていて、現在彼の作品を扱ってくれる文芸エージェントを探しているという。

絶版に至る経緯についてはこの記事で述べられている。

この新作の出版流通も契約してくれるエージェントに任

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作家ホイットリー・ストリーバーについて(3)

作家ホイットリー・ストリーバーについて(3)

ホイットリー・ストリーバーは、自分がUFOに拉致されて手術のようなものを受けたと主張し、エイリアンによる誘拐(アブダクション)の被害者であると主張する一方で、
「かれらのわたしに対する仕打ちがどうあれ、わたしはビジターたちを憎んでいない」と述べ、彼のベッドの脇に立った小さな人物たちのことを「善良な軍隊」と呼んでいる。

さらには、「ビジター」の再訪を心から待ち望むようになるのである。

そして19

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作家ホイットリー・ストリーバーについて(2)

作家ホイットリー・ストリーバーについて(2)

ホイットリー・ストリーバーについて注目すべき点は、彼はグルジェフ・グループで活動していたことがあるということだ。

グルジェフは二十世紀のロシア神秘家で、弟子のウスペンスキーと共に二十世紀の精神世界に大きな影響を与えた(現在心理分析などで用いられているスーフィズムの「エニアグラム」を西洋にもたらしたのはグルジェフと言われている)。

ジョン・マックの本(「エイリアン・アブダクションの深層」)によれ

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作家ホイットリー・ストリーバーについて(1)

作家ホイットリー・ストリーバーについて(1)

以下の文章は以前に投稿した記事を手直しして再掲したものです。

1987年1月にニューヨークで出版され、その年だけで300万部を売り上げるベストセラーとなった「コミュニオン」(邦訳『コミュニオン―異星人遭遇全記録』扶桑社、1994年)は、まさに衝撃作と呼ぶに相応しい作品であった。

その衝撃の理由は、第一に、内容がエイリアン(作中では「ビジター」と呼ばれる)と遭遇した体験をノンフィクション(実話)

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