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【国際情勢】アフガン金銭事情 アフガン人道支援で220億円拠出へ 茂木外相「安全確保が不可欠」

2つの記事から

日本220億円拠出

茂木敏充外相は8日夜、オンライン形式で開かれた主要7カ国(G7)などによる外相会合で、イスラム主義組織タリバンが実権を掌握したアフガニスタンやその周辺国に、総額約2億ドル(約220億円)の支援を年内に行う用意があると表明した。タリバンによる迫害を恐れ周辺国などに脱出するアフガン人が続出しており、人道上の支援が必要だと判断した。

 政府は現在、タリバンに対し、自衛隊機に乗り込めずアフガンに残された大使館現地スタッフやその家族ら「五百数十人」(政府関係者)の国外退避を認めるよう働きかけを続けている。巨額支援案は、退避の実現に向けた交渉材料にもなる見通しだ。

 2億ドルのうち6500万ドル(約71億円)は国際機関を通じ、難民・避難民らへの水・衛生、食料、保健、農業、教育などの新規支援に充てる。政府は2020年、旧政権時代のアフガンに対して24年まで年1億8000万ドル支援すると表明しており、タリバン政権になった後も支援を継続する意思を表明した形だ。

 茂木氏は会合で、関係国と連携しアフガンからの出国希望者の「安全な退避」に尽くすと表明。「人道危機の回避のため国際社会が一致協力することが重要だ」とし、そのためにも「人道支援要員の安全確保が不可欠だ」と訴えた。



中国、アフガンに34億円相当の支援を表明 食料やワクチン

中国は8日、アフガニスタンに対し、食料や新型コロナウイルスワクチンなど2億元(約34億740万円)相当の支援を提供すると表明した。

中国政府は、アフガニスタンを掌握したタリバンとの連絡を維持する用意があるとしていた。

中国は、アフガンの暫定政府の樹立はアフガンの「秩序を回復するために必要なステップ」だと付け加えた。

タリバンは7日に暫定内閣の顔ぶれを発表し、「アフガニスタン・イスラム首長国」の樹立を宣言した。

アメリカのジョー・バイデン大統領は、タリバン政権の承認はまだ「先の話だ」としている。

一方で中国は、タリバンとの関係構築にいち早く動いた。

■ワクチン300万回分

王毅外相はアフガン近隣諸国のパキスタン、イラン、タジキスタン、ウズベキスタン、トルクメニスタンとの会談で、アフガン支援策を発表した。王氏は、中国がアフガンに300万回分のワクチンを提供する方針であるとしたうえで、各国にアフガン支援への協力を呼び掛けた。

中国はまた、米軍撤退がアフガンでの「大混乱を引き起こした」と声高に批判している。

ある政府関係者は、アメリカは「アフガン侵攻初日から撤退直前まで、アフガンの人々に深刻なダメージ」を与えたと述べた。

「アメリカが過去20年間にアフガンで行ったことは、無慈悲な軍事介入や、自分たちのイデオロギーや価値観を他人に押し付けようとすればどうなるのか、その結果を示す典型例だ」と、中国外務省の汪文斌報道官が述べた。

■タリバンは中国に期待

タリバン幹部は、中国をアフガンの最も重要なパートナーと位置づけ、戦争で荒廃した国の再建のために中国による投資や支援に期待を寄せている。

中国政府はタリバンと良好な関係を築こうと懸命に取り組んできた。

タリバンがアフガンを掌握する前の7月にも、中国はタリバン代表団を同国に招いて会談を行い、アフガンへの経済支援を提案した。一方で、アフガンをテロリストの拠点にしてはならないと強調した。

ただ、一部の中国国民はタリバンに強い嫌悪感を抱いており、慎重さが求められるアフガンとの同盟関係を納得させるのに苦労を強いられている。


引用終わり






220億円はアフガン派兵などをしていると軽く超える額
F35 147機 総額6.2兆円
各国が派兵する中、日本は1円も出さないという状況は国際情勢が許さず
これまでの金は出すが人は出さない日本の姿勢だと思います

例としてアメリカは20年のアフガン関連で28兆円の支出があったと言われています
ちなみに
>中国、アフガンに34億円相当の支援を表明 食料やワクチン
この額はお気持ち表明にしても少なすぎる

派兵の出資予想は赤旗記事から算出

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