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【コラム】持家vs賃貸

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はじめに

20代後半頃から同世代の社員達が家を買い始めました🤔
一番早い同級生は、18歳で働き始め、20歳で親に頭金を出してもらった上で、地元に家を建てました。
そして、去年、30代(独身)の知人がタワーマンションを買って、現在も毎月約12万円のローンを返済中です。
20代から30代までが家を買う時期のピークみたいですね。
私は家というものに執着がなく、ほしいと思うこともあまり無かったのですが、法務で宅建士も持っているので、同世代の知人からよく相談を受けます。

特にベンチャー企業に勤めている同世代の知人らは悩んでいるようです。
持家にするべきなのか、それとも賃貸を継続するべきなのか……悩ましい論点です。
そういえばついこの間、大手企業に勤めている知人がベンチャーに行くかどうか悩んでいたときに「ベンチャーに行くなら家を買ってからにするわ」と言っていたのですが、おそらく大手企業での勤続年数を持っていた方が住宅ローンの審査に通りやすいからという理由からでしょう。

このように、ベンチャー企業で働く私達にとっても、持家vs賃貸の論点は非常に重要な論点で、悩ましい限りです🤔
私もここ最近ちょいちょいお話していたとおり、家庭の事情で引っ越す必要が出てきて、そのときに家を買うか賃貸継続かの論点を考えさせられました。
2ヶ月くらい考えた結果、私は賃貸継続を選択しました。
ネット上で2,000件くらい物件を見て、休みの日に内見や工事現場の視察等も何十件かして、賃貸継続の方が合理的だなと判断しました🙄

この思考の過程が参考になるかわかりませんが、ベンチャーで働く皆さん、またはベンチャーで働こうかなと思っている皆さんのために公開していこうと思います。

まずはそれぞれのメリット・デメリットを整理したいと思います。


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1.持家のメリット/デメリット

まず、持家のメリットは、なんと言っても所有権です。
土地と建物の所有権を自己に帰属させられるという点が魅力で、完全に返済を終了させてしまえば、それ以降は「家賃は」かかりません。
この点に魅力があります。
付随的な魅力としては、自分の好きなように建築できる点も挙げられますが、その場合注文住宅になるので建売住宅よりコストがかかります。

一方で、持家の最大のデメリットコストです。
所有権を得るまでに多くの人が35年間という長い時間を投資しないといけませんし、利息がかかり続けます。
さらに、所有権を有するがゆえに、家の修繕費・管理費用がかかります。
また、固定資産税もかかるので、生涯コストでいうと相当な額になります。ちなみに、一軒家とマンションでは、維持管理費という意味では倍くらいの差になります。
マンションの方が圧倒的に高いです🙄

また、都内23区内の駅近物件でもない限り、不動産の流動性は低く、売却するのに苦労します。
大抵は自分の思っているような値段では売れません。

そして、不動産を所有することで自由度が下がります。
気軽に引っ越しなんてできなくなるので、どうしても定住性による弊害が出てしまいます。

さらに、後々家族構成や生活水準が変化したときに、持家だと変化への対応が難しくなります。
特に、子供が独り立ちした後に無駄に広い部屋に住み続けるのは大変です。
なお、私が見てきた事例の中で最も多い変化は「離婚」です。
所有権があるがゆえに揉めるのです🤤
生活環境は刻一刻と変化するので、それに対応できるような持家にしないといけませんが、将来は正確に予想できないがゆえに対応しづらいのです。

以上が私が考える持家のメリット・デメリットです。


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2.賃貸のメリット/デメリット

賃貸のメリットは、なんと言っても自由度の高さです。
どこに住んでも良いし、引っ越しても良い。
自由です。
働いている限りは審査に落ちることもあまりないですから、所得に見合った部屋に住むことができます。
この身軽さは時に大きなチャンスをもたらしてくれます。
全国どこにだって行けるし、働けるというのは明らかな強みなのです🤔

また、賃貸はコスパも良いです。
一軒家やマンションの場合、多くの購入者が身の丈にあっていない物件を買ってしまいます。
これは、感覚が麻痺するからです。
多くの物件を見て回っているうちに「もうここまで来たら自分たちで好きな部屋を作ったほうが良いと思わない?一番大切なことは後悔しないことだよ。たった500万の差だもん。毎月数万円しか違わないなら2人で努力すればなんとかなるよ」みたいな感じになる🤣

マンションも数百万多く出せば豪華になりますから、一生で払うお金が500万円変わる程度のコストならテンションで乗り切ってしまえるのです🤤
その結果、コストがどんどん上がっていきますし、新しい家に住んだら新しい家具も買い揃えるのでさらにコストが嵩みます。
一方で賃貸なら、いくら払っても自分のモノにならないという認識がしっかりあるので、自分の身の丈に合った部屋を選ぶ傾向が高くなります。
しかも、修繕積立金も無いし、維持管理費もないです。
ボロくて嫌になったり、近隣住民が変な人なら引っ越せばいいのです。

ただ、賃貸にもデメリットはあります。
それが先程述べた「いくら払っても自分のモノにならない」という点です。
つまり、所有権がないのです。

そして、賃貸には審査があります。
老齢になってきたり、無職になったりすると良い部屋の賃貸の審査に通らなくなる可能性が高まります……。
この不安は大きなデメリットです。

しかし、これらのデメリットは限定的です。

そもそも不動産は一生所有権なんて手に入りません
なぜなら、一生固定資産税から逃げられないからです。
住宅に関する減税はあるにしろ、持っているだけでお金を取られる仕組みに変わりありません。
ということは、不動産は一生国のものということですし、上モノ(家)なんて20~30年で価値ゼロです。
家賃を払う相手が個人なのか国なのかの違いがあるだけで、所有権という概念は無いと思っておいた方が良いです🤔
そう考えると、「修繕費等を自己負担しなくていい賃貸の方がいいやん」となる。

また、年齡や所得によって賃貸の審査が通りにくくなるのは間違いないですが、これからの日本は空き家天国になります。
これは間違いなくです。
どんどん空き家が増えて、借り手有利になるのですから、借りる部屋がどこにもないということはあり得ません🤣
アルバイトによる収入か年金があれば、どっか貸してもらえます。
田舎には家賃2~3万円の物件がゴロゴロあるので、私はほとんど心配していないです。

豪華な部屋に住み続けたいというこだわりがない限り、上記のデメリットはあまり心配しなくて良さそうです。
ここは貧乏経験がものをいう価値観だと思うので、裕福な家庭で育った方は違う結論になるかもしれないです。


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3.賃貸という戦略

上記のようなメリット・デメリットの整理から、私は賃貸継続という選択を今の所しました🤔
どちらかというと、人生戦略に近いです。

私は、今の時点ではベンチャーが大好きで、できればずっとベンチャーで働いていたいと思っています。
ベンチャーのワクワク感がとても楽しいのです。

WARC創業者の山本さんがどこまで大きくなるのかを見ていたいし、WARCが全国規模になるその瞬間をそばで見ていたいと思っています。
それに、WARCがこのペースで拡大していくとすると、どこかのタイミングで全国の主要都市に支社を持つことになる可能性があります。
その際、支社をある程度裏方としてサポートする人間が必要になります。
しかし、WARCは大人ベンチャーなので、平均的な年齡で考えると、そんな身軽な人間は少数派です🤣
だから、せめて自分はいつでも全国飛び回れるようにしておきたいというのが本音です。
別に地方支社なしで行くならそれはそれでOKです🎵

ここ2ヶ月くらい、買う家を探すという行為にずっと違和感があって、心のどこかで何かが引っかかっている感覚があったのは、いつでも全国転勤ができるようにしておきたいという本音があったからなんだなとこの間気づきました(笑)
海外転勤と言われるとキツイけど、日本ならどこにだって行きます。
WARCが全国のベンチャーに貢献できる会社になったら、素敵じゃないですか?
考えるだけでテンションが上がる。

また、家は、必ず古くなるので、買うなら50代くらいで一括で買う方が効率的だなと考えています。
最新の内装も家具も20年経てば古臭いのです。
それなら、残りの人生がもうほぼ確定した年齡で、その時の最新をスパッと現金一括払いで買う方が良い。
そのためにも、今は賃貸で身の丈に合った生活をして、コツコツと資産を増やし続ける方が合理的です。

投資家はキャッシュを何よりも大切にすると若い頃に学んだのですが、そのとおりだな最近思っています。
「キャッシュイズキング」というらしいですよ🤔
私もすっかり投資家思考になっているので、『今、自分のためだけにキャッシュを使うのは違くない?』って思いました。


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4.例外もある

上記の論理をまとめると以下の通りです。

・いつでも全国に身軽に動けるようにしておきたい
・持家だと動きづらくなる
・賃貸を継続しつつ資産を増やす方が合理的

これは一応筋が通っているように思います。
しかし、これには例外があります。

それは、異常に安い物件が見つかった場合です🤣

例えば、毎月の家賃が8.5万円だったとします。
そうすると、年間で約100万円の家賃を支払います。
その状態で5年間住んだとすると、総額で500万円となります。

では、耐用年数があと20年ある物件(広さと立地は賃貸と同等)が500万円で売っていた場合はどうでしょう?😍
これは即買いです。

5年以内に引っ越した場合でも、耐用年数はまだまだ残っていますから、他人に貸すこともできるし、売却もできます。
売却価格がいくらだったとしても、5年近く住んでいるのであれば大抵はプラス計上できます。
ほぼ損がない。

こういう物件が見つかった場合は、例外となります🙄👍

そして、そういう物件は、たしかに存在しています。
ただ、市場に出る前に不動産屋が買ってしまうのです。
私がもし本気でそういう物件を必要とするなら、本気で動きますが、今回はそこまでのモチベーションが湧きませんでした(笑)

一応、市場では2,000物件以上見て、激安だなと思うような物件はいくつかありましたが、私の指値に対し売主からのYESが無かったので、それ以上は深追いしませんでした。
今はコロナの影響で不動産に流動性が出てしまっているので、買う時期ではないですね。
割高シーズンです。
こういう時期は交渉が難しい🙄


おわりに

役に立つかわかりませんが、持家vs賃貸について私見を述べさせていただきました。

この論点に正解はありません。

それぞれ価値観があって、優先すべき事項が異なるので、結論も変わってきます。
持家こそ最強だという方もいらっしゃるし、賃貸最高という人もいます。
人生の目的をどこに置くかで結論は変わってきますから、正解は人それぞれです。

私は自由でいたいので、今のところはまだ賃貸です。
激安物件見つけたら突然買う可能性はありますけど(笑)

それにしても、物件を見ていて思ったんですが、いつか事業として不動産投資をやってみてもいいかもしれないなぁと感じました。
意外と、不動産市場って知識がある人が少ないのです。
ある程度勉強して、詳しくなれば、利回りで言うと7~10%くらいは出せるようになると思います。
運が良ければ20%クラスの物件もあります。
通常の事業よりリスクは限定的なので、ありなのかも知れないです。

ただ、一人じゃとてもじゃないですが無理ですね🤣
全集中しないとできない。
片手間でやるには重いなぁと思いました。

あと、ベンチャーに行くと家を買えなくなるというのは誤解だと思います。
今の住宅ローン審査はかなり緩いので、アルバイトですら住宅ローン通っていることがあります😅
知人も1年契約の契約社員でしたが普通にサラッと通りました。
だから、正社員で落ちるのはほぼ聞かないです。
落とされる理由は、
・過去になにかの支払いを滞納した(携帯など)
・分不相応な物件を買おうとしている
のいずれかです。

後者がとても多いですね😵
新生活の夢が膨らんで夢いっぱいで物件を選ぶと大抵分不相応な物件を申し込むことになる。
そこだけ注意すれば、家は買えます。

だから、家の論点は気にせずベンチャーに来てください🤣


では、また次回🎵


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【著者情報】

著者:瀧田 桜司(たきた はるかず)
役職:株式会社WARC 法務兼メディア編集長
専門:法学、経営学、心理学
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