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コーポレート×転職市場の変革!管理部門特化型ダイレクトリクルーティングサービス「SYNCA」が目指す世界観とは

株式会社WARCは今年で創業から5年が経ち、従業員も100名の節目を迎えようとしています。今回は新規事業である、管理部門特化型ダイレクトリクルーティングサービス「SYNCA」に懸ける想いを代表の山本に語ってもらいました。

代表取締役 山本 彰彦
2008年新日本有限責任監査法人入所、2010年よりKPMG 有限責任 あずさ監査法人国際部にてSEC監査クライアントをはじめ、国内外の大手企業等、数多くの会計監査業務に従事。2012年株式会社イグニス入社。同年、取締役CFOに就任し、コーポレート部門の立上から全社的な組織構築まで行い、2014年7月に東証マザーズ上場。上場後は引き続きコーポレート部門の統括、及び国内外のIR戦略、ファイナンス戦略を牽引する傍ら、複数事業も管掌。2017年5月に株式会社WARCを設立し、代表取締役に就任。公認会計士。


管理部門の候補者は不遇の立場にある

- 管理部門特化型ダイレクトリクルーティングサービス「SYNCA」はどんな経緯で立ち上げたのですか?

山本:今やWARCの主力事業であるWARC AGENTですが、責任者である加藤がジョインするまで実は私が担当していました。WARCの立ち上げ前にボランティア的に友人をベンチャーに紹介することはあったのですが、人材紹介事業自体の経験はなかったので、勝手がわからずクライアントと候補者の面談に私も同席したりしていました。

紹介した方の面接が終わった後にクライアントから私に電話がかかってきて、「面接では良いと思ったけど、実際いまの候補者の方は山本さんから見てどう?」と聞かれることが多かったです。その過程でスタートアップの管理部門採用においての課題がいくつもある事に気づいたのですが、大きくは3点です。

1つ目は、候補者のスキルを見極めることが難しいという点です。スタートアップではまだ人事専任の社員が不在というケースは珍しくなく、面接は経営者が対応することが多いのですが、経営者はコーポレートバックグラウンド、つまり経理や人事といった管理部門の実務経験をお持ちの方は少なく、経験の見極めが難しいケースが多いです。

最終面接でヒアリングしてもコーポレート部門の候補者のスキルが今の自社のフェーズに適切かわからないから、率直な意見を教えてほしいという経営者の要望は非常に多いですね。この見極めが不十分な結果、採用できたとしても、実は今のフェーズで必要なスペックを持っていない人材だった、、、という入社後ミスマッチが生まれる原因となっています。

2つ目は、仕方ない事情もありますが、特にベンチャー企業においてはビジネスの収益化が何よりも優先されるため、管理部門の採用は、事業側の採用に比べて優先順位がどうしても下がってしまうという点です。

エンジニアやビジネスサイドの採用が最優先で、管理部門は欠員が確定してから急ぎ採用するというケースも多く、結果的に、多少のミスマッチを感じても採用しないと管理部門のオペレーションが回らないという状態になりがちです。

3つ目は候補者側の課題です。メンバークラスの候補者の方だとキャリアの言語化に不慣れな方も多く、良いスキルや経験を持っていても面接で評価されないというケースがあります。

実は上場企業でもベンチャー企業でも、フェーズは違えど管理部門の方が貢献できる業務は明確にあるので、そこを理解出来ていれば面接を通過することは楽になるのです。

これらの企業側および候補者側両方の課題を解決するためにSYNCAを事業化しました。人材マッチングを全てテクノロジーで代替するのではなく、SYNCAのユーザーサクセスがエージェントとして両者の間で介在価値を発揮することを大事にしつつ、企業側にとって第一関門である候補者のスクリー二ングや、候補者自身が自分の市場価値を把握し、キャリアパスを描くことをテクノロジーで解決できないかと考えました。

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クライアントの声を反映し、プロダクトを磨く

- これまでのSYNCAの変遷や特徴、強みについて教えてください!

山本:構想段階を含めると、SYNCAをプロジェクト化してから3年が経ちました。1年目は外部リソースでプロダクト開発を進めていましたが、想定していたスピード・クオリティに至らず上手くいきませんでした。2年目からリードエンジニアを採用し、プロダクトをほぼゼロベースで作り直し無事β版をリリースすることができました。

β版をリリースしてからも課題が色々とあり、現在の形になるまでには大幅に機能やUI・UXも変更しています。2021年の2月に本リリースして、現在に至っています。サービスの内容も試行錯誤を繰り返していて、最初打ち出していたメイン機能が大きな成果には繋がらないことがわかり、すぐに大きな方針転換をしています。

導入企業へのヒアリングを繰り返すうちに、彼らが求めているのは候補者を母集団形成する際の量や質、そしていかに少ない工数で採用に至るかどうかということだと気づかされました。自分が描いていた理想をサービスに落とし込み過ぎていたのが良くなかったのだと、いま振り返ると思います。

そこから機能の廃止・アップデートを繰り返して、現在のSYNCAの導入企業様にとっての魅力は、一般的には運用工数がかかるダイレクトリクルーティングではあるものの、クライアントサクセスとして運用支援の担当者をおくことに加え、ユーザー体験が損なわれない範囲内でソフトウェア化していくことで企業サポートを手厚くし、スカウトなどの運用工数を削減することができるということです。

また他社媒体に比べて返信率が高く、少ない労力で良い候補者を集められるということも強みです。実際に導入企業から最近では月に複数件、採用成功の声をいただけるようになり実績が上がってきています。

管理部門×転職支援の市場を本気で取りに行く

- 今後のSYNCAの展望を教えてください!

まずは、市場規模が数十億ある管理部門×転職の市場を取っていきたいと考えています。転職支援という大きな切り口では有名な競合サービスもいくつかありますが、それでも管理部門の転職市場においては課題感を感じている企業・候補者が多いのが実状なので、市場を開拓する大きなチャンスがあると確信しています。

採用に苦戦している企業と、キャリアに迷う候補者両方の課題を解決するのがSYNCAが解決したい市場の課題です。まずは20代後半~30代をメインターゲットに、管理部門の方々がより良い転職を実現できるサービスを提供していきたいと考えています。

弊社の人材紹介事業であるWARC AGENTでは、ベンチャー×ハイクラスを軸に価値提供していますが、SYNCAでは管理部門×ミドル・メンバークラスを軸に幅広い業界やフェーズの会社に価値提供をしていくことが当面の目標です。今はベンチャー企業のクライアントが多いですが、上場企業も含めて使いやすくそして、スピード感のある採用成功を実現できるサービスを目指します。

ただ、立ち上げ段階のサービスということもあり課題も多く、クライアントサクセスのテコ入れやマーケティングなど改善の余地はまだまだあるので、積極的に採用も進めています。サービスを利用いただいているお客様の声を反映させながら、メンバーとともにSYNCAをより良いものにしていくので、これからの成長にもぜひ期待してほしいですね!

管理部門特化型ダイレクトリクルーティングサービス「SYNCA」の導入を検討したい企業様はこちらからお問い合わせお待ちしております!


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