長押【青空とはげ鷹 】:0014
小屋に洋服をかけるための長押を作りました。
手ごろな長さの板(以前に張り替えたフローリング材の余り)を切り、ペンキを塗って取り付けです。
長押だし高いところに付けるんで、空と鳥を連想しました。
長い板に塗ったので、ひびをどこに作るかの構図決めが結構難しかったです。
クラック塗料を塗って次に空色の塗料を塗ると、細かいひびが入ります。
濡れ布巾で浮いた塗料を拭き落としたり、千枚通しなどで削ってみると、銅版画のような鋭く繊細な絵が描けました。
こういうひびが何かの形に見えて連想するのが昔から好きでした。
鳥のように、でもあからさまに鳥らしくは見えないくらいに、そっとペンキをはがしていきました。(鷹をイメージしたわけではなかったのですが、どことなく雄々しくなったのと、ペンキを”剥が”して生まれた鳥なので、はげ鷹と読んでいます。 )
そして、冒頭で洋服をかける為と書いていましたが、長押って元は洋服をかけるためではなかったようです。ありゃりゃ。古くは柱を支えるための構造材。それが時を経て装飾となり、現在は ハンガーや額縁をかけるなど、しぶとく残っているようです。
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【長押(なげし)って洋服をかけるところ?】