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【イースタン・リーグ】8/13 横浜DeNA対千葉ロッテの個人的雑感

午後1時のスタジアムは灼熱だった。売店の海軍カレー(500円)を買ったけど、少し食が進まない。辛さよりも、暑さが勝っているのだ。
でも、これくらい暑くないと、ファームの試合にわざわざ足を運んだんだ! という実感がわかない。年に何回かは、こういう状況に身を置いてみるのも悪くはない。

お盆休み真っ只中、横須賀市追浜にある小さなスタジアムは1500人の観衆が集っていた。イースタン・リーグもシーズン終盤。3位の千葉ロッテと6位の横浜DeNAベイスターズとの試合が始まる。1軍と2軍の順位は比例しないとは言うが、これまた面白い立ち位置である。

千葉ロッテの藤岡、横浜DeNAの田村ともに不安定なピッチングで試合は進む。清田の2ランホームランや三家のタイムリーで千葉が4点を奪うが、横浜も相手のエラーの間に2点を返す。ここまでは何とか食らいついていた。

しかし、中盤の継投が明暗を分けた。悪い内容ながらも中継ぎ陣が最小限度の失点で切り抜けた千葉に対し、横浜DeNAは進藤、小林寛が踏ん張れず。四球から崩れ、守備の細かいミスで相手の進塁を許してしまった。5ー12の完敗だった。

ファームでどんな選手が観たいのか? この日の横浜DeNAファームチームにおいて、おおっ! と思える選手は少なかった。千葉ロッテ側もそれほど居た訳ではないのだが、強いて言うならば猪本だろうか。試合途中からの出場だったが、チャンスで見事なタイムリー。6回裏にはピンチで崩れかけた投手に声をかけ、その後の難しい打球にも飛び付きアウトを奪った。何ともフォームが微妙な走塁はご愛敬。こういうプレーができる選手は、遅かれ早かれチャンスが回ってくるはずだ。

1軍のブラッシュアップが進む一方、横須賀スタジアムのファンサービスは年々規模が縮小している。かつてのシーレックス時代、両者は異なるチームである一方、出来る限り似せていこうという雰囲気があった。しかし、親会社以降後は両者は異なる存在として、どんどん距離を置いているように感じる。ハマスタのイベントが豪華になればなるほど、スカスタの取り残された感じが身にしみてしまう。そもそも、スカスタでの開催が平塚や安針塚のベイスターズ球場に替わってきている。

この日は外野グラウンドの開放というファンサービスがあった。それを知ったのは現地でのアナウンスだった。試合前に球団ホームページも確認していたが、そういう情報があるとは、その時点では認識していなかった。

僕もグラウンドに足を運んだ。せっかくの機会なので、思いきって足を踏み入れてみる。
選手がクールダウンをする傍らで、子供たちが走り回り、キャッチボールを楽しむ。
横浜DeNAファームチームの、そしてスカスタの未来はどうなるのか。グラウンドから眺めた空は、プレーボール時の青空よりも、少し雲が多くなっていた

どうもです。このサポートの力を僕の馬券術でウン倍にしてやるぜ(してやるとは言っていない)