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ちょっと短めの競馬レース回顧【宝塚記念編】



【宝塚記念】

ゴールドシップが、ドゥラメンテが、キタサンブラックが、一度は通った仁川の悪夢。イクイノックスもその道は避けられないだろう……という思いの中で、僕は添付画像のような馬券を買ったわけである。結果的に、そんな悪夢は訪れることなく、大団円で幕を下ろしたわけだが……。

自分にとっての大誤算は、ペースが全く緩まなかったことである。馬群はギュッと凝縮され、逃げ〜先行は息を入れる余地が無かった(そういう意味では、ディープボンドの5着は大健闘の部類に入る)。差し〜追込勢も内外で大きく広がる中、最も効率的に脚を使えたのはイクイノックスということになる。ペースを読み、3角以降も我慢し続けたルメール騎手の判断も光る。それにしても、イクイノックスは逃げ〜追込までの全ての脚質で重賞を制したというのは大きい。「ペースが向かなそうだから切る!」という要素を消してしまったことは、穴党にとっては頭が痛い話である。

ボックス馬券に入れていたスルーセブンシーズはとにかく惜しかった。ほんの少しだけブレーキを踏まざるを得なかった。それが無かったら、歴史は変わっていただろうか。「栗東滞在の効果がてきめん」という新聞記事を信じて良かった。あと、久々に「宝塚記念のステイゴールド系」が来たということも、来年の馬券作戦の参考になるだろう。ジャスティンパレスも早い上がりを活かせる展開になったのは大きかった。それだけに、4角でのムチ落下は痛すぎる。ジェラルディーナのまくりに、イクイノックスが付き合っていたらどうなったのか? も、この宝塚記念の重要なifである。

下位の馬についても少しだけ。もう200メートル欲しいヴェラアズールと、もう200メートル削りたいジオグリフ。プラダリアは堅実に走る馬であり、複勝は抑えたほうが良いし、買うなら2200メートルが一番丁度いい。ドゥラエレーデもブレークアップも展開に泣いた。参考外。対して、アスクビクターモアのスランプは深刻さを増してきている。最後に◎ボッケリーニ。あの走りを見る限りでは、やはり外枠が欲しかった。「宝塚記念に出てくる鳴尾記念勝ち馬をナメてはいけない」というマイ格言を、来年も信じていくことにしよう

どうもです。このサポートの力を僕の馬券術でウン倍にしてやるぜ(してやるとは言っていない)