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星パパ星ママのお見舞いと、おしょうさんとの再会④

休憩タイムと、おしょうさんの不意打ち


病院を出た後、お寿司屋さんを探し、盛り合わせを購入。

お寿司だけでなくサイドメニュー的なものも買おうとなり、少し足を伸ばして道の駅に行きました。

そこで、お惣菜や甘味を買って、車の中でほっと一息。

小腹を満たすため、わたしは唐揚げを、おしょうさんはいちご大福を頬張っていました。胃袋に食べ物が入り、気も緩んだそのときです。

わたしは唐揚げを頬張ったまま、おしょうさんのことをまじまじと見つめてしまいました。

「え、なに?なんでそんな顔・・・?」

戸惑うおしょうさん。

おしょうさんとしては、何気ない一言だったのだと思います。ただ、わたしとしては・・・

わたしたち二人の関係があやふやな状況で、それでも星パパ星ママのために、超多忙なスケジュールを調整してくれたこと、さらに、「わらしべは、ゆっくり時間をとりたいだろう」気を回して2日間確保してくれたこと(これも書いていませんでしたが、このとき、星ママのところには泊まりがけで行きました)

わたしの危なっかしい運転にもずっと注意を払ってサポートしてくれていたし、星パパのお見舞い中も終始にこやかに、柔らかく気を配りながら居心地良い空気感を出してくれていました。

ありがとうを言うなら、こちらの方・・・

「さあ、休憩だ」と、唐揚げを口一杯に頬張り、緩んだ気持ちと頭の状態だったわたしは、とっさにその気持ちを言葉にできず、ただただおしょうさんをアホの子のように見つめ続けたのでした。

というか、感謝の気持ちが言葉にできず溢れ出し、唐揚げを口に入れたまま泣いてしまいそうでした。我慢、した、、

おしょうさんの追い討ち


何も言わない(言えない)わたしを見ておしょうさんは、言葉を続けました。

こちらの一言は、先ほどに輪を掛けて不意打ちでした。

おしょうさんの方から切り出してくるとは思わなかったからです。

くばーま(わたしの友人)とのLINEのやりとり。

「音信不通だった」
「連絡しづらかった」

おしょうさんがそれを認識していたこと、自分から口にしたこと、そしてどちらもその通りだったこと…予想外のことが続き動揺するわたし。ますます何も言えず、黙りこくってしまいました(言語性が高く、衝動性が強いわたしは思ったことをすぐ口にするため黙るというのはあまりない事態で、おしょうさんも戸惑っていました)。

せっかく切り出してくれたんだからという気持ちもありつつ、ここからなにをどう繋げていいか、、頭が働きませんでした。

そんなわたしを横目に、おしょうさんがゆっくりと言葉を重ねました。

緩んだ頭のわたしには、この意味がよくわかりませんでした。おしょうさんからわたしに質問すること自体が珍しく、予想外続きにわたしの動揺は収まるどころか増すばかり、、

「その後、どうやって過ごしていた?」

そんな質問だったと思うんですが、わたしの頭に浮かんだ答えは「え、仕事して、わらしべ庵のみんなと遊んで。楽しく暮らしていたよ」というもの。自分でもこれはなんか違うな?と思ったので、素直におしょうさんに聞き返しました。

「どういう意味?」

すると・・・

2回目の、ミサイル投下


さすがのおしょうさんも気まずそう。車内には、今までとは違うニュアンスの沈黙が流れました。

つまり、おしょうさんとしては、わたしが「本音が聞けた気がして嬉しい」と送ったメッセージには続きがあると思っていた。

だけど続きが送られてくることはなく、おしょうさんは「わらしべから連絡がないなぁ」と思い続けていたってこと?そして、ふだん質問しないおしょうさんが聞くくらいには、連絡がないことを気にしていたってこと?

・・・ごくん。

ようやく唐揚げを飲み込んだわたしは、今までとは違う気持ちで脱力したい気持ちになったのでした。

つづく

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