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アフガニスタンへのあこがれ

いつの頃からかアフガニスタンへのあこがれを持っているのですが、何がきっかけだったのか、はっきり憶えていません。おそらく次の3冊の本のうちいずれかがきっかけなのですが、どれを最初に読んだのかよく憶えていなくて……。

大野盛雄『アフガニスタンの農村から』
岩村忍『アフガニスタン紀行』
梅棹忠夫『モゴール族探検記』

とにかくこれらの本を読んで、アフガニスタンは中世がそのまま残っているところ(いずれかの本にこのように書かれていたはずなんですが……)というふうに想像して、ずっとあこがれています。

一時帰国したとき、『アフガニスタンの農村から』が読みたくなり実家で探したのですが見つからず、代わりに同じ作者の『フィールドワークの思想』をU国まで持ってきました。

この本は、アフガニスタンのことにも触れられていますが、おもには筆者たちが1972年にイランでおこなった調査の結果をもとに書かれています。長期にわたる現地調査の体験を踏まえて、文化人類学の方法論を批判的に再検討しています。

そうなのですが、最近ふとこの本を読み返してみると、今住んでいるU国の社会を理解するためのヒントもたくさんあるように思いました。U国自体はチュルク系の民族の名前を冠していますが、実際のところはペルシャ系の人たちも住んでいますし、もともとペルシャ系だが言語だけU語になっているのでは?という人たちもいるように感じているので、ペルシャ世界の北端としてこの地域を考えてみることで、この国への理解がより深まるかもしれません。この先この本に沿って、今いるU国の社会を捉え直すことを自分の課題にしてみようと思います。

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