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元会社員がなぜコーチングを始めたか?

私は15年間会社員として勤めてきましたが、退職してコーチングを開業しました。全く異なる仕事を始めた理由と、なぜできると思ったのかを書きます。

自分がカウンセリングを受けたのがきっかけ

私は学生を卒業してからプログラマー職を続けてきましたが、平日は仕事から帰って寝るだけ、週末はやりたいことがたくさんありさらに寝不足、という生活を送っていました。
そこで感じていたのは、会社勤めだと自分の人生がなかなか進まない、という気持ちでした。

昔から心のどこかに、よくわからない難しい仕事ほど稼げる、という思い込みがあり、働くのは楽しくなくて当たり前、と考えていました。そして、勤務=会社のために捧げて収入を得る時間、という図式を叩き込もうとしていました。

しかし、いろいろなネット記事やインタビューで"自分らしさ"を持って働く人の姿が目についたり、だんだんと世の潮流が"働き方改革"や"副業"にフォーカスしていくのが気になるようになってきました。
いつしか自分も"そっち側”に行けたら良いのになと、思いつつ、行動できずに過ごしていました。

2年ほど前に知人からとあるセラピストの先生を紹介され、そこで自分らしさや心から楽しいと感じる事など、自分が感じたそのままを受け止めて良いんだと思えるようになり、だんだんと自分の価値観(=自分軸)というものに気づけるようになってきました。

自分の感情に気づけるようになる事で、〜すべきではない、◯歳で始めるなんて遅い、といった"世間の常識"は、無意識的に刷り込まれたものだと気づくようになりました。そして自分の中に「時間と場所を自分でコントロールして働きたい」「今の時代、70歳まで働くのだから自分で稼げる力をつけたい」といった本音がある事もわかってきました。

そして自分の深掘りを続けるうちに、自分の過去の行動から「他人の良いところを見つけて元気づけたい、活躍してもらいたい」という思いに至り、コーチングという仕事はそれを実現するのにぴったりなのではないか、と考えるようになりました。


カウンセラーは誰にでもなれるのか?

カウンセラーの国家資格は「公認心理師」のみで、その他は「臨床心理士」「産業カウンセラー」などの民間資格がありますが、心理学系の大学院卒や、保健医療や教育など心理職の実務経験が必要となります。

企業の求人に応募する場合はこのような資格が条件になることがありますが、実際のカウンセリングをするにあたっては、特定の資格は必要ありません。

また、コーチングは、特に専門的な知識でアドバイスするのではなく、クライアントの相談に耳を傾け、課題の本質を見つけ出し、行動を促すことが目標になります。コーチは、傾聴力やカウンセラー自身が安定した状態でクライアントと向き合えることが重要だと私は考えています。

私は、自分が受けたセラピストの先生による養成講座を1年間受講し、その後20名ほどのモニターカウンセリングを経験してきました。肩書きはありませんが、自分自身が会社員で悩みんでいた事もあり、私はむしろ心理職以外の実務経験を持つカウンセラーとして始めることにしました。


ストレングスファインダーでの資質

自分の将来の仕事について悩んでいた時期に、ストレングスファインダーという「強みの元=才能」を見つけ出すツールを受けました。

このツールは、177個の質問に答える事で、34個の資質が自分にどういう強さで現れるのかがわかるものです。

この中でも、私は「未来志向」「個別化」という資質が高い、という結果でした。

「未来志向」
あなたは、未来に何ができるかというビジョンが見え、それを心に抱き続ける夢想家です。現在にあまりにも失望し、周囲の人々があまりにも現実的であることがわかった時、あなたは未来のビジョンをたちまち目の前に呼び起こします。それがあなたを活気づけます。それは、他の人も活気づけます。事実、あなたが未来のビジョンを目に浮かぶように話すのを、人々はいつでも期待します。彼らは自分たちの視野を広げ、精神を高揚させることができる絵を求めています。あなたは彼らのためにその絵を描くことができます。
「個別化」
あなたは他の人の強みをとても鋭く観察する人なので、一人ひとりの最もよいところを引き出すことができます。この「個別化」の資質は、あなたが生産性の高いチームを作ることにも役立ちます。完璧なチームを作るに当たり、チームの「組織構造」や「作業手順」に着目する人もいますが、優秀なチーム作りの秘訣は、各自が得意なことを十分に発揮できるような、強みに基づく配役であるということをあなたは本能的に知っています。

このツールの結果では、自分が「コーチング」や「カウンセリング」でクライアントの未来の行動を導いたり、個性を引き出すことが好きだという"資質"があるとのことでした。(こういう前向きな結果は励みになります。)

実際に、私は業務で外注メンバーを束ねたり、学生時代やプライベートでも十数人のバンドリーダーをやったりと、他者を引き出しつつ目標を達成することはすでに自分の好きな事としてやっていました。
それを踏まえても、このストレングスファインダーの結果は私にとって人生の総まとめのような、しっくりくる内容でした。

みなさんにとっても、ご自身の資質を把握する事で、自分の強みや、当たり前にできる才能を発見するきっかけにもなると思います。
そうすることで、嫌なことでも我慢すべき、とか、事は大胆に進めるべきだ、などの一般論を無理に当てはめるのではなく、自分にはどういう価値観があって、何を楽しみたいのか、といった"自分軸"での価値観が見えてきます。

そして、自分らしさを活かすだけでなく、周りの人の持つ他の才能を受け入れる気持ちの余裕も持てるようになり、人間関係をスムーズにするきっかけにもなるかと思います。

ご興味のある方はぜひ受けてみてください。


「聞き屋」のコーチング

会社員からの転身のため年数は浅いですが、クライアントの方のお話を聞き、才能を引き出すことが何よりも好きでコーチングをさせていただいています。

会社員として、エンジニアとして、仕事に悩んだ事もありましたが、今は自分軸で感じ、考え、行動できるようになりました。

「自分らしさ」を見つけたい方、知りたい方は、ぜひご相談ください。

皆さんが、自分軸を持って暮らせるようになる事を願っています。


https://kikiya-waraku.com



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