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何やってんだ渡部!!③

今回で「何やってんだ渡部!!」特集は最後。

③表面的部分しか見てこなかった女 

についてです。目線的に、筆者は”モテない男側”の意見になりますが、どうかお読み下さい。

過去2回はコチラ。



③表面的部分しか見てこなかった女

◎渡部の胡散臭さをなぜ見抜けなかったのか

そもそも今回の騒動前まで、渡部の好感度が高いという事自体が謎でした。

決して「面白くない」「イケメンじゃない」といった疑問の仕方ではありません。有吉にイジられた時の返しは抜群だし、MC時のそつのなさ、コントのクオリティなども加味したら間違いなく売れるべくして売れた人です。そういった面で支持されているのなら納得ですが、あくまで”爽やかで紳士”と言った方面で女性に支持されている事にモヤモヤするものがありました。「渡部は好感度が高い!」と言われてもどうもしっくりこない。

渡部の胡散臭さ・薄っぺらさについてはテレビでも有吉とおぎやはぎを筆頭に度々イジられてきました。それにも関わらず、女性ファン層はそういった面については見て見ぬフリなのか、本当に偶々そういった場面を見てないだけなのか。たぶん、後者ではないかと思います。

”芸人・渡部”の面を支持するファンなら、きっとアメトークやロンハーなどのガチガチのバラエティを見ているはずです。おぎやはぎがラジオで「驚かなったのは人力舎の芸人だけ」と語ってましたが、お笑いガチ勢から見ても今回の騒動は大して意外でもなかった気がします。

きっと表面的なルックスとグルメな部分だけを支持しているファンが今回の騒動に驚き、「裏切られた!!」と怒るんでしょうね。『ヒルナンデス』や『王様のブランチ』での渡部しか知らなかったのでしょう。



◎佐々木希に対しても正直、同情出来ない

今回の騒動については当然、佐々木希は被害者です。しかし、何故かあまり同情出来ません。その理由は男を見抜く力に欠け過ぎていた事。もっと言うと、今まで異性交遊で養ってこなかった事のつけ、と感じるからです。

佐々木希ほどの女性ならきっと結婚前に沢山の恋愛経験を積めた・積んできたであろうと思います。それなのにこういった裏切られ方をされてしまうのだから、若い頃から男性の表面部分しか見ずに選り好みをしていたから、と思ってしまうのです。エセ紳士の面だけ見て安心してしまったのか。その先の女癖の悪さは見抜けなかったのか。。。



◎結局、エセ紳士がモテてしまう

仮に渡部がアカデミー俳優ばりにキャラの使い分けが上手かったとして、「佐々木希が騙されるのも無理はない」という同情の仕方があったとしても、浮気相手の女性側は渡部が既婚者であることを知っていたはずです。やはり分かったうえで、そういった”クズ”を好いてしまっているわけです。

こういったスキャンダルが繰り返されると世の男性も「表面的な優しさだけを見せるエセ紳士を演じる事が出来たら、女は寄ってくる」という風潮を生み出すことになってしまいます。というか既にそうなってます。

そして「エセ紳士を演じれば、色んな女とヤレるし、それがバレて世間や周囲がクズ扱いしても結局女は寄ってくるじゃん」という結論に辿り着くのです。前回の記事にも出てきた”強い男”というのはこの事実に気づいて実行に移せた男達の事です。

そして”弱い男”というのは、容姿の良し悪しはさておき、そんな事実に気づいていない、もしくは気づいていても臆病が邪魔して実行出来ないでいる男達の事です。ちなみに筆者は”臆病が邪魔して実行出来ない”でいる所謂フニャチン野郎です。

その事実を気づいても”信念”で実行しない男というのが真の紳士であり、ナイスガイです。まぁそんな男は絶滅危惧種になってしまいましたが。

現在の日本の男女関係は特にこんな状況です。「硬派な男がモテる時代に戻れ!!」なんて事は言いませんが、もっと丁度良い落としどころがあるはずです。不義理な”エセ紳士がモテている”現状を良しとしてきたのは見抜く力を養わずに生きてきた女性、アナタ達だという事をお忘れなく。

そういった「エセ紳士が大好き!!」だと言うなら、男達は「じゃあ僕らは女性と食事する時はイスを引き、コートを預かってハンガーにかけ、抱けそうだと思ったらすぐに連れ込み、ゴムを着けずに当たり前のように中出しして、飽きたらヤリ捨てすれば良いんだね!!」というサガミオリジナルよりも薄っぺらいポリシーを胸に女性達と交流を図る様になるでしょう。



◎ナイナイ岡村の様な”弱い男”は一体どうすれば良いいのか

前回の記事にも触れた岡村隆史の不祥事とその背景にある男の本質と男性社会の縮図。

岡村は笑いの天才でありながら、お笑いに対して相当ストイックであり努力家でした。相方が強い男として近くに居たことで、その劣等感に苛まれ続け、どうにか自分も努力をして強い男になろうと仕事を頑張った結果、『めちゃイケ』という日本を代表するバラエティ番組のエースとして君臨し続けました。

そのストイックさが故にうつ病になり、めちゃイケが終わったその先にあるのが未だに未婚で、女性侮蔑発言で大炎上なんて残酷過ぎやしませんか?

一方の相方の矢部は散々女遊びをしてきて、その先が青木アナとの結婚。そして今度は岡村を公で説教する立場になっている。中々にグロいでしょ。

しかし、それでも岡村隆史に時間をかけて説得していく役割に一番適しているのも矢部です。ある種、矢部の影響でここまで捻くれてしまったと思いますが、相方であり、男性社会の中で岡村の憧れであった存在なので一番効果があると思います。

それを公開説教という形でやってしまった事に違和感を覚えるだけで、その後に「岡村隆史のオールナイトニッポン」から「ナインティナインのオールナイトニッポン」にすぐさま戻したのは良かったと思います。

”弱い男”が努力をしても報われない事なんて「知ったこっちゃねぇよ」と思われたらそれまでですが、当然そうなると捻じ曲がるのが人間です。岡村の場合は発言だけで済みましたが、”弱い男”のまま報われない思いを積みあげてくと、やがて性犯罪に繋がる事は容易に想像出来ると思います。


という事で世の女性の皆さん、性犯罪防止にご協力を!!!



アンジャッシュ渡部の記事なのに、最後はナインティナインの話で締めくくる形になってしまいました。これにて「何やってんだ渡部!!」特集は終わり!!!




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