2023.4.18 冷凍庫は大きい方がいい

腹が立つと肉が食べたくなる。特に唐揚げ。それも口の中が切れるくらい強靭な衣をまとった子供の手くらいの大きいやつ。

今日のゼミ発表、言う必要はない言うと人が傷つくというこの世に存在して徳がないことを言われてとても腹が立った。どうして人が傷つくようなことや馬鹿にするようなを平気で言えるのだろうか。どうして自分の考えや意見が絶対的に正しいとしか考えられないのだろうか。そんなことを考えていたら、すごく腹が立ってきて悲しい気持ちになった。
唐揚げが食べたい。そう思いスーパーへ向かったはいいが、なぜか何も買う気になれず、お目当ての唐揚げは買わずなぜか安くなったバナナだけを買って帰った。

家に帰ったころにはもう自分が何をしたいのか、何を食べたいのかわからなくなっていた。途方に暮れてとりあえず冷凍庫を空けると、数日前に買った3パック500円のジンギスカンがいた。凍ったままフライパンに火放り込み火にかける。目についた糸こんにゃくともやしも一緒にして蓋をする。たちまち部屋中がおなかの減るジンギスカンの香りになった。
出来上がったジンギスカンをフライパンのまま食卓に持っていく。手を合わせて、勢いよく大きな一口。噛むほど甘いジンギスカン、よく味の染みたこんにゃくともやしが疲れた心にしみた。

冷凍庫は大きい方がいい。時間がない時、ご飯をつくる元気がない時、何も決められないとき、一休みしたい時。心に余裕のある時にいろんな食べ物を仕込んでおくことで、未来の自分を助けられる。特にお肉は食べると心を強くしてくれるので有れなあるほどいい。冷凍保存をしている自分は未来の自分へ仕送りしているのだな。

怒りや孤独などの負の感情で食べることを、私の価値観ではよいことだと思っていない。食は心と体を健やかに整えるもの。好物は、大切なものだからこそ幸せな状態で食べたい。私の大切なものを人の悪意で汚してたまるか。お肉を食べると闘争心と反骨精神がわいてくる。壁をにらみつけて、また口いっぱいにお肉をほおばる。ありがとう、数日前の自分。明日も頑張る。