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【高齢者はもっとヒコーキ旅しよう!】

後期高齢者の母は2年前に父を亡くしてからマンションで一人暮らし。
週の半分をデイサービス、残りをヘルパーさんにみていただき、お弁当サービスを利用してご飯を食べ、薬を飲むのが日常です。杖を使えば20分ほどはゆっくり歩けますし、近所のスーパーやコンビニでお買い物もしています。

飛行機会社の付き添いサービスとは?

今回、往路は2時間、いっしょに飛行機に乗り、復路は母一人で飛行機に乗り、降りてからは飛行機会社の方にタクシー乗り場まで連れて行っていただきました。高齢者でも一人で飛行機で移動し、旅ができたご報告です。

事前に飛行機会社に連絡すると?

高齢者が飛行機に乗る時は事前に飛行機会社に連絡をしておくことをお薦めします。国内線の場合、チェックインから搭乗まで付き添って、移動のサポートをしてくれます。飛行機会社によっては、トイレや乗降に便利な前方の席に変更してくれる可能性もあります。

JALやANAだけでなく、格安飛行機会社(LCC)であっても搭乗までの移動や飛行機の乗り降りを助けてくれるサービスが受けられることをご存じでしょうか?私も今回、調べるまでは知りませんでした。

ただし、機内のトイレまでの移動は自分でできる方が原則。自分で歩けない方は介助者が付き添う必要があります。

車椅子は事前に確保しよう!

LCCのピーチ(Peach Aviation)の場合、車椅子を利用する場合は3日前までに利用申し込みをする必要があるようです。LCCの場合は飛行機を予約すると同時に、車椅子も予約すると安心ですね。

高齢者はスカイマークで快適な空旅ができる?

今回は羽田発のスカイマークを利用しました。前日にコールセンターに電話して、足が不自由な高齢者であることを伝え、車椅子の準備をお願いしました。母の場合、通常はつえがあれば問題なく歩けますが、時間が無い時や移動した直後は歩きにくい場合があります。

もちろん高齢者であっても自分の足で歩くことは健康の維持には大切なこと。今回はしばらくぶりのヒコーキ旅。車椅子でもヨシとしました。

鉄道会社さんも車椅子を貸してくれる?

今回は移動時間がタイトになってしまい、少々あせりました。当日の朝、モノレール駅に電話で車椅子の貸し出しをお願いしたところ、駅員さんがホームで待っていてくださり、たいへん助かりました。

そこから許可をいただき、羽田空港までモノレール会社の車椅子で移動することにしました。

飛行機で良い席に座れる?


高齢者が飛行機旅をする場合、飛行機会社に事前に高齢者が搭乗することを連絡しておくとよいことがあるかもしれません。事前に窓から景色が楽しめるように後方の窓側席を予約していましたが、往路復路とも2Aに変更してくれました。窓側で前から2番目の席で、乗り降りも楽ですしトイレにも近いのでとても良い席です。事前に購入していたら追加料金がかかっていたかもしれません。LCCであれば数百円の追加料金が必要なエリアです。

機内ではアテンダントの女性が母を気にかけてくれました。万が一、体調が悪くなってしまっても、すぐにケアしていただけそうで安心です。

飛行機では軽食でリラックスします?


高齢者が飛行機に乗る際に軽食やおやつを持たせると水分補給を忘れませんし、リラックスして過ごせます。今回は母にサンドイッチとプリン、アップルパイ、コーヒーを持たせました。

スカイマークの場合、無料で飲み物を提供してくれます。今回は日本茶、アップルジュース、コーヒーがありました。なおLCCでは薬を飲むための水以外は提供されません。母は日本茶があってよかったそうです。

私の場合、飛行機の楽しみは機内から景色を眺めること。窓側席から美しい空と海、島々や街の様子を飽きもせず眺めて過ごします。きれいな富士山が見えるとウキウキ。どうしてもスマホで写真を撮ってしまいます。

飛行機からクジラやイルカが見れるともっと楽しめると思いますが。どなたか、海の生物を観察できる路線を教えてください。

飛行機を降りてからも安心です!

目的地に到着したら、高齢者の場合、他の乗客が降りるまでは席で待ってから、最後に飛行機を降ります。アテンダントさんが座っていてくださいと声をかけてくださいます。

スカイマークさんの場合、飛行機を降りてから交通機関まで付き添ってくれます。復路では羽田空港のタクシー乗り場まで車椅子を押してくださり、タクシーに乗るまで見守ってくださったそうです。高齢者にやさしい、すばらしいサービスですね。

高齢者はもっと、飛行機会社の付き添いサービスを利用して、楽しくヒコーキ旅ができればよいと思います。

空港のタクシーは予約する?

空港からのタクシーですが、今回は予約タクシーを見つけられない可能性などを考え、事前予約をしませんでした。飛行機が遅れる場合や飛行機を降りた後、休憩が必要となる可能性なども考えたのです。

羽田空港の場合、通常であれば事前に予約しなくても日中はタクシーに困らないそうです。遅い時間になる場合は予約した方が安心かもしれません。

今回の場合、空港からのタクシーは定額タクシーを予約した方がよかったかもしれません。定額タクシーは大型できれいなタクシーになる可能性が高く、数千円ほど割安でした。次回は事前予約をしてみようかと思います。

移動したら休息しよう


飛行機旅の注意点は降りた後の疲労感。年齢に関係なく、短時間の移動であっても移動距離に比例して疲労するそうです。高齢者は特に、飛行機から降りてから体力が回復するまでゆっくり過ごすとよいかもしれません。時には体調をみながら予定を変更して、ゆったりした旅プランがいいですね。母の場合、移動の疲れがとれるまで約1日半ほどかかりました。

母は今回の旅を喜んでくれ、一人で飛行機にのれることに自信をもったようです。訪問先は予定の半分ほどになりましたが、めでたしめでたし、ということで。(*´σー`)エヘヘ







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