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ただ、自分にとっての「正義」を貫いただけ

「悪役には、悪になった理由がある。」僕はつねにそう思っています。


こんにちは。石川笑太郎です。

最近、韓国ドラマや、映画を観ることが増えてきました。

基本的にミーハー嫌いな性格をしているので、鬼滅の刃は無限列車編を見るために観ましたし、愛の不時着もみんなが見終わって話をしていたので、着いていくために観ました。(でも、結局泣きました笑)
ですので、オンタイムで何かを追うことってほとんどありません。
またまたそのシリーズ。

「七番房の奇跡」という韓国映画は、1年以上前に友人におすすめされていました。いつか見ようと思っていたら、なんとネットフリックで3月4日まで!今しかない!と感じ、観ることにしました。
そこで感じたことは、、、

「なんで、早く見なかったんだ( ノД`)シクシク…」

知的障害者の父イ・ヨングと、秀才の娘イェスンの親子の物語。
ざっくりあらすじを書きますね!
イ・ヨングは娘のことしか考えられないくらい愛を注ぐ父親。娘のイェスンもパパが大好き。
そんなある日、イ・ヨングは女子児童の殺害現場に居合わせ、犯人と間違われます。事実をあまりうまく伝えられないため、無実なのにもかかわらず、なんと死刑宣告をされてしまうのです。執行まで監禁されたのが七番房でした。
しかしイ・ヨングはどこか違和感がありました。娘を愛する姿、そして何が起きても人を助ける行動、とても殺人をした人の行動だと周りは考えられなかったのです。実はイ・ヨングは当時、女の子を襲っていたのではなく、ケガをしたのを助けていたのです。ただの誤解でした。
不十分な証拠、たくさんの矛盾、はたから見ても、彼は無実だと分かります。しかし不幸なことに、亡くなった女子児童はなんと警察所長の娘でした。最終裁判の直前、その所長は「もしお前が無実になったら、お前の娘も同じ目に合わせるからな」と脅します。イェスンを助けることで頭がいっぱいになり、錯乱してしまったイ・ヨングは自ら自首してしまいます。
果して、刑は執行されてしまうのか、はたまたなんとか無実を明かすことができるのか。

本編が気になる方は、是非見てみてください!2時間ちょうどの割に内容がしっかりしているので、あっという間に見れますよ!


この映画を観て、僕が感じたことこそが、冒頭で書かせていただいた「悪役には悪になった理由がある」ということです。
本編では、警察所長が悪者のように描かれますが、実際はどうなのでしょう。僕は所長の気持ちもわかります。彼は本気でイ・ヨングが娘を殺したと思っているわけだし、どこかでそう思わないと報われない自分が恐かったのだと思います。
イ・ヨングの自首をする選択も、イェスンを守るため、最大限できることは自首をすることだと、考えたのだと思います。

自分にとっての正義を貫いたんです。


この映画に根本的に悪い人は出てきませんでした。


誰しも善と悪の心を持っています。でも自分にとっての善が相手にとっても確実に同じではないと、常に心に留めておくことが大事だと感じました。


明日もまた、いい映画に出会いそうです。

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