イスラム国が終わればイラン

■イスラム国の終焉
シリアに残るイスラム国の拠点が包囲されている。だが包囲される半年前に、戦闘員約1000人が隣国イラクに逃亡したとも言われる。イスラム国は間もなく終わるが、残党は今後もテロを続けることになる。

■テロ組織はボトムアップ型組織
テロ組織は弱肉強食の世界なので組織の離合集散を繰り返す。強い人間を中心に集まるか資金源を持つ者に集まる。しかも一人でテロも行えるし数万人規模まで幅は広い。

テロ組織は自給自足だから武器弾薬・資金などは自分たちで集めることになる。だからスポンサーがいる組織に集まる傾向を持つ。

軍隊は上部組織が資金・物資を集め下位組織に渡す。だから下部組織は金集めを考える必要は無く、訓練か戦闘に集中すれば良い。

■残党
イスラム国の残党は他の武装組織に吸収される。だから見た目ではイスラム国は消滅しても反米組織は継続する。単に一つの区切りとして使われるだけ。

■次はイラン
イスラム国が終わればイラン。アメリカはイランを怒らせる経済制裁を続けている。しかもイランは革命防衛目的で外国に革命防衛隊を派遣している。アメリカはイラン経済を孤立化させており、英仏独をイランから引き離そうとしている。

英仏独はイランとの貿易継続を目的とした取引決済組織を新設したが、イランとしては不満。イランとしては怒りを蓄積するだけの様だ。

■意図的な怒り
国際社会では軍隊を用いて先に開戦した国が悪にされる。理由は今の平和を否定する行為だから。戦前の日本はアメリカを中心としたABCD包囲網が実行され、怒ったに日本が開戦した。だから当時の日本は悪の国にされた。

国際社会の基準ではこうなっている。イランは知っているから先に開戦できない。アメリカは古典的な策でイランを怒らせている。イランは怒って開戦すれば悪の国になる。だから容易には開戦できない。

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