国防はコストで考えない

■国防と金
国防は古代から儲からないことは常識。存在するだけで金を消費するが、それでも軍隊を保有する。古代ギリシャ世界から軍隊のことが理解されている。

「軍隊ほど儲からないものはない。しかし、軍隊がなければもっと儲からない」
(古代ギリシャの伝承言)

国防はコストがかかると言う人は、何のために軍隊が存在するか理解していない。

■人権のため
何のために軍隊を保有するのか?それは人権を護るため。国家が国民に人権を与えるから国家が消滅すれば国民は無人権。だから国家は軍隊を用いて国民の人権を護る。

■非武装中立の悲劇
ミロス島は非武装中立を唱えており、仮に侵攻を受けた場合は「アテネかスパルタに救援を求める」方針だった。大陸国家スパルタと海洋国家アテネが戦争を開始し後にペロポネソス戦争(紀元前431-紀元前404)と呼ばれるようになった。

ミロス島が頼りにしていたスパルタとアテネが交戦。アテネは戦略的価値が高いミロス島を予防占領した。なぜなら敵であるスパルタの手に渡れば戦略的に不利になる。だからアテネはミロス島を予防占領した。

非武装中立を選んだミロス島の結末は悲劇である。屈強な男は殺され女は奴隷として売られた。

「中立は武装により成り立つ」

これは現代でも使われる国際社会の戦略的理由である。憲法9条は紀元前の時代から使えない概念であることを意味している。

■国防は人権を護る
国防はコストが悪いのは当然。何故なら国防は公共事業。公共事業として国民の人権を護る。国家が消滅すれば無人権になり商売もできない。だから国防がなければもっと儲からない。

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