国家の戦争目的
■国際社会は強弱論
戦争は悪だからしてはならないと言う者がいる。ですが戦争を善悪で見るのは大間違い。何故なら善悪論は国内用であり国外は強弱論の世界。
国内:秩序の中の無秩序を警察が担当する。 →治安維持(善悪論)→ハッピーバランス
国外:無秩序の世界に軍隊が秩序をもたらす。→勝利(強弱論) →パワーバランス
■殺人の違い
軍人・警察官・犯罪者の殺人は物理的には同じ。だが目的と機能に違いが有る。
目的論
犯罪者 :私的な殺人
軍人・警官:公的な殺人
機能による区分
軍人 :共同体を破壊する外部の敵から共同体を守る
警官 :共同体を破壊する内部の敵から共同体を守る
犯罪者:共同体を破壊する
軍人・警官による公的殺人行為
共同体で生きる人間の生命と人権を救う行為(利他的)だから正当。
犯罪者による私的殺人行為
社会を破壊して人間と人権を奪う行為(利己的)だから不当。
国防における殺人と犯罪者の殺人を同一視すべきではない。国防と治安維持は国民が生活する共同体を守る行為。
■国家の戦争目的
国家が戦争する目的は国家の独立を護るため。国民の人権は国家が与えるから、国家が消滅すると国民は無人権になる。だから国家は、国民を無人権にしないために軍隊を用いて戦争する。
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