見出し画像

高校生で発覚した全般性不安障害

中学生くらいから、漠然とした不安に常におそわれ、それらのストレスを感じるとお腹が痛くなって、下痢を繰り返したり、トイレにこもるようになりました。その結果、1時間以上トイレに行けない環境に身を置くことが怖いと思い始めました。そのため、気休めに常に正露丸を持ち歩くようになりました。

高校生になると漠然とした不安はますますひどくなりました。通学が電車になり、授業の1コマの時間も少し伸びて、途中でトイレに行けない・行きにくい環境になり、それも大きなストレスとなり、常にお腹の不安を抱えるようになりました。朝起きたら通学の出発時間ギリギリまでトイレにこもり、学校についたらトイレに駆け込みました。授業間の10分間の休み時間も毎回トイレにこもっていました。

メンタルと体調の不調がなければ、もっと勉強に集中したり遊びを楽しんだりできるのにと何度も思いました。

消化器内科を受診して、大腸などの検査をしても何も見つからず、過敏性腸症候群と診断され、整腸剤が処方されました。しかしながら、整腸剤はあまり効きませんでした。

高校の受験シーズンになると、漠然とした不安に、受験のプレッシャーも加わり、メンタルと腹痛は最悪な状況でした。そんなときに、どういう経緯か詳しくははわかりませんが、母親の知り合いから精神科・心療内科の受診をすすめられました。

受診し病院の先生に症状を説明すると、すぐに全般性不安障害と診断されました。先生との会話のなかで、はじめて理解してくれる人と出会えたと感じました。5-6年間、誰にも理解してもらえなかった症状だったのでとてもうれしかったです。

最初に薬物療法としてパキシル錠10mg(夕食後)を処方されましたが、残念ながらあまり効果を感じませんでした。逆に副作用も感じませんでした。整腸剤と同じで効果がないと落ち込みました。次の通院のときにあまり効果・副作用がないことを説明すると、パキシル錠20mg(夕食後)に増量することになりました。それからしばらくすると漠然とした不安やそれによる腹痛などの症状が軽くなりました。このときも副作用はとくに感じませんでした。

パキシル錠20mg(夕食後)の服用することで、残りのわずかな高校生活は良好なメンタルと体調で過ごすことができ、ようやく勉強に集中できるようになりました。受験勉強のラストスパートをかけ、なんとか地方国立大学に現役合格することができました。

その後の大学生活・社会人生活は、精神科・心療内科に通院しパキシル錠20mg(夕食後)を服用しながらでしたが、比較的に穏やかな日々を送ってきました。

しかしながら、会社員となり社会人生活も数年が経ち慣れてきた2017年ごろからメンタル不調になりました。人事異動がきっかけになったのではないかと思っています。

今回はここまで。

サポートありがとうございます!