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約2年間の休職期間の過ごし方

休職と復職

3か月間の休職(休職1)を経て、復職(復職1)。しかし、2-3日ですぐに症状が悪化し、今度は1年半の休職(休職2)。その後、復職(復職2)し、現在は精神科・心療内科へ2週間に1度通院し、服薬しながら働いてます。

休職1の期間は、当初1か月の予定でしたが、延長し3ヶ月間となりました。休職2の期間は、当初1年間の予定でしたが、延長し1年半となりました。

休職1

遅刻や当日休みを繰り返しながら、だましだまし1年近く働いていましたが、ついに限界がきて、休職することになりました。

当初1か月の予定でした。しかし休んでいても症状はあまり改善せず、延長し3ヶ月間になりました。休職1では、有給休暇と病気休暇を使いました。

休職期間が終わりに差し掛かり、延長するか復職するかの主治医の診断がありました。自分は症状があまり改善していないにも関わらず、3か月間も休ませてもらったんだし、普通の人もこんなものなのかもしれないと思ったこともあり、それらを主治医にしっかりと伝えることができずに、復職が決まりました。

復職1

復職したものの、初日から今までに感じたことがない強さの仕事に対する自信のなさ・恐怖感・不安感・無能感に襲われました。一刻も早く仕事から逃げたいと思いました。頑張れない、踏ん張れない、ファイティングポーズが取れない感覚です。そして、2-3日でギブアップ。すぐに主治医に電話し、受診。再び休職が決まりました。休職2です。

休職2

急性期(?)

今度は当初から1年間の休職です。病気休暇から病気休職に移りました。

実家に帰り、ご飯や入浴以外は、布団で横になっている毎日が始まりました。不安に押しつぶされる感覚です。布団にくるまり、うなされました。両親の前で泣きました。希死念慮があり、消えてしまいたいと思いました。でも、死んだら悲しむ人がいると強く思って、どうにか気を保っていました。

この時期が最悪につらかったです。死を身近に感じました。これがどれくらい続いたかはよく覚えていません。

回復期(?)その1 : メンタルが落ち着いてくる

急性期から3-6ヶ月くらい経つと(期間は、よく覚えていません)、波はあるものの休職1くらいまで落ち着いてきました。

この時期は、休むことが今の自分の仕事だと思って、復帰や回復を焦らないようにすることを意識しました。それでも、もどかしかったです。

それからさらに時間が経つと、全般的な不安感はおさまってきたのですが、とくに仕事・職場や復職について不安に感じるようになりました。不安感や無能感、無価値感が強く、自分が働けるイメージが湧きませんでした。あとお金が減っていくのも不安でした。でも、それ以外のことは比較的問題がなくなってきました。

回復期(?)その2 : 図書館へ通う

ある程度、生活のリズムが整ってきてからは、主治医からの提案で図書館に通うようになりました。職場復帰の練習の一環です。

しかしながら、図書館に通うものの、最初は席に座っているだけで眠くなったりして、ほとんど読書もできませんでした。大学生のときから読書が趣味で、年間100冊近く読了していた時期もあったにもかかわらずです。読書に集中できず、目で文字を追えませんでした。

とりあえず、起きている状態で席に座っていることが大事だと思って過ごしていました。でも、眠くなったり、顔を伏せることもありました。

図書館に通うことに慣れてからは、少しずつ認知行動療法やうつ病・適応障害・不安症の本を読むようになりました。それでも、あれだけ読書が好きだったにもかからず、なかなか読み進められないのがつらかったです。ゆっくり少しずつ読んでいきました。

ちなみに、認知行動療法の本では、『いやな気分よ、さようなら コンパクト版』は、とても効果があると実感できました。抑うつに悩んでいる人はぜひ手にとってほしいです。読み切るのが大変でしたので、ある程度元気になってから読むことをおすすすめします。

回復期(?)その3 : リハビリ勤務(試し出勤)を始める

図書館に通い始めて数ヶ月が経過して、『いやな気分よ、さようなら コンパクト版』の効果もあり、徐々に仕事・職場や復職について不安が小さくなっていると感じました。休職2に突入してから1年以上経過したころでしょうか。主治医と相談のうえ、職場復帰に向けて、リハビリ勤務(試し出勤)を始めました。

はじめは週2-3回午前中に数時間行けるときに出勤するだけです。出勤してもまだ仕事はしませんでした。休職中にたまっていたメールを整理したり、身の回り書類を整理してみたりしていました。数時間いるだけでも疲れる感覚がありました。

その次の段階では、週3回(月・水・金)の勤務開始時間8:30に合わせて午前中のみ出勤しました。慣れてきて、席に座っているだけで少し暇と思えるようになってから、単純作業の仕事を手伝わせてもらうようになりました。単純作業の仕事をしてもまったく問題ありませんでした。少しずつ自信がついてきました。

それにも慣れてきたので、週3回(月・水・金)の8:30-15:00というように、時間を延ばしていきました。最終的には、フルタイムの勤務時間でリハビリ勤務(試し出勤)をこなしました。業務も単純作業以外のことも担当し始めていました。

ちなみに、リハビリ勤務(試し出勤)をこなしはじめてからは、日々やったことをGoogle スプレッドシートに記録するようにしていました。復職を判断するための主治医の診察や産業医との面談のときにも、それを見せながら説明しました。記録をつけていたので説明しやすくよかったと思いました。

復職2

いよいよ復職です。フルタイムの勤務時間でリハビリ勤務(試し出勤)をこなしていたので、職場に行くこと自体問題なく、あとは通常業務をこなせるかです。正直、最初は少しは不安でしたが、リハビリ勤務(試し出勤)の延長のつもりで臨めばなんとかなるだろうと思えました。

結果としては、実際なんとかなっており、無事に現在まで働いています。

なお、2021年12月4日現在も、精神科・心療内科へ2週間に1度通院中です。薬物療法も継続しており、パキシル錠20mg×2錠(夕食後)とエビリファイ錠3mg(夕食後)を飲んでいます。今後は薬を減らしていけるといいなと思っています。

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