記憶の引き出し。

ライブ終わり、みんな帰りたくないという動機だけでカラオケオールして、あの子が歌ったいのちの記憶
いまの全ては過去の全て　必ずまた会える　懐かしい場所で
いまの全ては未来の希望　必ず覚えてる　命の記憶で

卒業式のあと、私を好きって言ってくれた君のことも忘れてないよ

「友達とオールしてデニーズで朝日を迎えたい」って友達の小さい夢を叶えた朝

私の深いけど経験として大事にしている傷の話を、あの子が聞いてくれた田んぼ道のドライブ

4人で乗るには小さすぎる車に、4人と4人分の機材を詰め込んで遊びに行ったスタジオ終わりのイオン

初めて茂木のり子さんの「自分の感受性なんて」を読んだあの夏の図書館

21世紀美術館に行った時の感性の暴力
イチヂクのの展示が忘れらない

初めて自分のギターの音を褒めてもらえた時

下北沢でカラフルなニットの古着を初めて買った時
一緒に行ったあの子たちが褒めたおしてくれて嬉しかったなあ

年上の気になる人にバレンタインでウイスキーボンボンをあげたあの日

鉄棒が友達だった小学生の私を鉄棒マスターって校長先生が褒めてくれた昼休み

なんだか心がしんどくて、ひたすら友達の家に居座った社会人2年目の春
文字通り朝まで話して、マリオカートして、映画観て、有意義に過ごした時間だった
その時も「今だけ」って分かってたけど、あの時だけだったなって今でも思う

朝から集合の予定が大体昼前になってしまうけど、大学の図書館が閉まるまで勉強した春先
資格試験二人とも現役で落ちてるのが面白ポイント
無事今は二人とも有資格者です
あの時の学食の唐揚げ丼と油そばは多分一生忘れられないな、あとアイス

高校の選択授業の音楽でサウンドオブミュージックをみんなの前で歌わせてくれたこと

高校の軽音部に馴染めなかった私に、卒業ライブで伴奏を頼んでくれたあの子

記憶の引き出しをガサゴソ振り返ってみたらたくさんいいことがある私の人生。
これからの方がもっともっと長いけど、嬉しかった瞬間とか、自分の心が揺さぶられるようなものたちは、こうやって振り返って、大切にして生きていきたいと思った。

生きていきたいと思えることはかなり素晴らしいって事も、忘れてはいけないね。