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「日本語の乱れ」を憂う(Part1)

いぬいぬです。

普段はエッセイを中心に投稿していますが、今回は雑記に近い内容を投稿します。

書こうと思ったら、想像以上に書きたいことが多かったので、今後複数回に分けて投稿することになると思います。

はじめに

普段から、私はできるだけ多様な語彙・表現を取り入れ、美しい日本語を心がけています。

エッセイの内容も伝わりやすい内容であると自負しています。

(参考)いぬいぬエッセイ集です↓↓↓

基本的には、自分の感じたことや出来事をわかりやすく伝えようとしています。一方で、内容を正確に読者に届けるには、「適切な」日本語の表現も必須だと感じ、リライトを重ねて投稿しています。

そんな私ですが、最近「日本語の乱れ」を気にするようになりました。

以前は違和感があるものの、「まあ人それぞれだし」と、流していました。

しかし、こうやって文章を書いて投稿することを習慣づけるようになったら尚更、世間で使われる「間違った」日本語を憂うようになったのです。

あなたは正しい文法を使えていますか?

〜たり、〜たり構文

「〜たり」自体は、日常でもとてもよく使う言葉だと思います。

この「〜たり」という文章、word 等で書いたときに赤い波線が引かれたことはないですか?

章のタイトルにも書いていますが、この「〜たり」は、本来2回繰り返すのが正しい使い方です。

× :最近の休日の過ごし方?よくゲーセン行ったりするんだけどさぁ。それより…
⚪︎:最近の休日の過ごし方?よくゲーセン行ったりジョギングしたりするかな。それより…

前者の使い方をされている場面があまりにも多いです。
「他にもあるよ」という表現が「〜たり」なので、1回で終わるのは間違いなのです。

〜のほう の用法

ファミレス等の飲食店で顕著なこの言葉遣いです。

× :メニューの方、お下げします。
⚪︎:メニューをお下げします。

別に方角を示すわけでもなく、対象をぼかして表現する必要もないのに、やたら「〜のほう」が使われる場面が多く感じます。

会社でも、「私の方で対応しますね」なんて会話、あるんじゃないでしょうか。

文頭の「なので」

これもよく誤用されており、メディアでも使われている場合があります。

「なので」は接続詞ではありません。

× :これは不具合でした。なので、弊社にて対応します。
⚪︎:これは不具合でしたので、弊社にて対応します。

「なので」で繋ぎたい場合は、「〜ですので」の形式で文を接続します。
もしくは、「だから、」「そのため、」といった正しい接続詞を使いましょう。

大人が責任を持って直すべき

他の構文は Part2 以降で追って紹介します。気になる言葉の使い方が多すぎる・・・

このような日本語の乱れは、子どもはテレビや大人の会話から学びます。
間違っていたら大人が指摘しなければなりませんし、大人が間違った使い方をしていれば悪い見本として自身を正さねばなりません。

「間違った使い方が大多数になったらそれがもはや本流」にはなりません。

取引先の担当者が教養ある人で、そのような場面で間違った使い方を平気でしていると、「この人は教養がない、失礼なやつだ。そんな会社とは取引しない。」と思われても仕方ないですよ。

周りも使ってるからOK、ではなく、自分だけでも正しい日本語を、という意識を一人でも多くの方に持ってもらいたいものです。

おわりに

私は日本語の先生・研究者ではないですが、一人の日本人として、一人の物書きとして、この美しい言語を守っていきたいと思っています。

私がエッセイで心掛けている書き方も、別記事でかなり詳細に書いていますので是非ご覧ください。(有料 note なので、無料の範囲だけでも是非。)

最後まで駄文にお付き合いくださり、ありがとうございました。

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